2020年03月15日

アナクロニー レビューっていうかプレイ後の雑感

 いつも「一番好きなボドゲは?」と聞かれると返答に困っていました。「おそらくアナクロニー買って、プレイした後はアナクロニーが一番好きと言うんだろうけど、一度もやっていない、持ってもいないゲームを好きっていうのもなぁ」との思いから「アナクロニーが一番好き」とは言えてませんでした。っていうか、まだ買ってもいないやってもいないゲームを「一番好きなボドゲ」というべきか悩むくらいにこのアナクロニーと言うゲームには興味があったわけです。この度やっと念願のアナクロニーを手に入れ、プレイ環境とプレイヤーにも恵まれアナクロニーを体験することができました。はてさて、プレイ後の印象はどうだったのでせうか。プレイした後もまだ「一番好きなボドゲ」と言えるほど予想通りに最高に面白いゲームだったのでしょうか。

 1回目 ドノーマル 三人でプレイ
 2回目 プレイヤーボード裏(B)面 三人で
 3回目 プレイヤーボード表(A)面 終末拡張込み 四人で

 と、3回プレイした雑感です。

 とにかく建設アクションが常に取り合いになる
 スーパープロジェクト条件きつすぎ
 衝突後に備えてエネルギートークンは貯めておく必要あり
 ↑ただしトークン蓄えておいてスーツ使えるようにしておくとその分衝突後のタイル捲られるの早くなるのですぐゲーム終わる

 良かった点
 ポストアポカリプスの圧倒的世界観とアートワークが素晴らしい。
 ワーカープレイスメントに必ずと言っていい程ある「フェイズ後のワーカーへの支払い(アグリコラでいうところのメシ)」が基本的に無いので(水を払わないと働いてくれないということはあるけど、水をあげるタイミングは任意)、いわゆる「メシ行動」を気にしなくてもよいところがいい。アナクロニープレイの前後に「リトルタウンビルダーズ」をプレイしたのでこの点に関して一層明確に認識できたのですが、わたくしワカプレをプレイする際「メシのことを気にしすぎて大胆になれない」性格なのですよね。アグリコラでも「飯のことなんか気にせずまず人を増やすんだ!」みたいなアドバイスをよく受けます(笑)。「フェイズ終了前にまず飯用意しとかないと」っていうことが常に念頭にあるのでワカプレはプレイに足枷感があります。それがワカプレの醍醐味ではあるのですが、アナクロニーに関してはその足枷感が非常に少ないのでのびのびとしたプレイ感になります。
 わかりやすいアイコンで言語依存皆無。一度ゲームをやりさえすればルールの理解は早い。にもかかわらずアイコンやカードの説明がルールブックにかなり詳しく「付録」として載っているキメの細かさが非常に好印象。


 いまいちな点
 冗長にすぎる。重ゲーなのは承知した上で誰もがプレイしているので重ゲーであることに文句はないのだけど、いろんな要素が「ただ単にプレイ時間を延ばすがためのもの」になっている感じ。具体的には例えばスーパープロジェクト。一緒にプレイした人のほとんどが「これ要る?」「普通の建物優先した方が効率よくね?」「資源と発明タイルって条件キツすぎね?どっちかだけの間違いじゃないの?」という感想。条件の厳しさに対してもらえる点が低すぎるというか…
 「終末の日」拡張も似たようなもので、わざわざ研究カードを取りに行く人はほぼいなかった。
 前述の通りアイコンやルールブックに関しては凄くきめ細やかな配慮がされているのに肝心のテストプレイが練り込まれていない感があり。これは完全に個人の感想なのだけど、例えば未来からの物品の借り受けは借りたものを返すと勝利点なので出来るだけ借りることが推奨されているわけなのだけど、借りないこと=「いたずらに時空を歪めていない」ということで何某かのボーナスが付くとか出来なかったのだろうか。モラルマーカー上がるとかね。「物品借りないというプレイ」がほぼ否定されているので、サクサク感がないというか(え?重ゲーにサクサク感を求めるなって?)。

 あと、赤の勢力、ちょっと他より厳しすぎない?

 結局のところ、このゲームは目一杯資源を借りつつ、出来るだけ雇用もして、スーパープロジェクト建設を常に伺いながらのんびりのんびり進めていく、というのがプレイスタイルとして推奨されているゲームなのかな、と。そうしなくても充分過ぎるほど「進行が緩やか」なゲームなのに更に進行が停滞気味になるという…

 宇宙カタンなんかはプレイ時間はかかるんだけど、ゲームそのものは軽いというか割とサクサク進むゲームだった気がするんですよね(一度しかやってないのでうろ覚えだけど)。アグリコラもしかり。アナクロニーはそうではなくて、「時間のかかるゲーム(ルール)を作ろう作ろうとする作者の意図がそこはかとなく伺える、そんな印象でした。前半のまったり具合と対照的に隕石衝突後は展開が早まるのでその対比を明確にする意図ももちろんあってのことだとは思いますが、もう一つ「サクサクしたプレイ感」だとか、「時間と労力をかけてプレイすることの見返り(スーパープロジェクト等)」が欲しいかなと。ハウスルールとしてスーパープロジェクトのコストを資源か発明タイルのどちらかにする、あるいはプロジェクトの勝利点を倍にする、赤の勢力の退避条件「発電所を3つ建設」を2つにする、等を取り入れても良さそうです。

 まだ色々な拡張を混ぜてプレイしたわけではないので上記の不満点が解消されているものがあるのかもですが、3回プレイした雑感はこんなところ。では、結局アナクロニーは「一番好きなボドゲ」に該当するのかと言うと、、、

 そんな不満点等も含め、清濁併せ持ってやっぱりアナクロニー最高に大好きです。現時点では(所有満足感等も含め)ベストワンですね。


 補足…イマイチな点としてもう一つ。これは魅力の裏返しなんだけど、とにかく場所を取る!ボードでかい!なんだ?海外ではやる場所も時間も余りまくってる勢だらけなのか???
 あと建設アクションについて書き忘れ。建設アクションがすぐ埋まってしまうのは「アクションが奪い合いになる」というワカプレのよくある要素ではあるので一概にイマイチな点だとは言えないんだけど、建設アクションスペースがもう少し多ければもうちょっとだけサクサク感も増したのでは、という気がします。


posted by SeireiK at 18:24| Comment(0) | ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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