2009年01月19日

『ファラオの呪い』クリア

 なんか今日は風邪気味でもうとっとと寝ちゃおうかなと思ってたんですが、「あ、そういえばまだこれちゃんと読んでなかったな」とつい『ファラオの呪い』を手に取ってしまい、寝ながらプレイしてました。

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 よく出来た日本製ゲームブックを経験済みの方からすると「佳作」以外の何者でもない作品かと思われますが、なかなかソツなく仕上がっています。海外製ゲームブックによく見られる傾向で、「ゲーム」部分は面白く出来ているけどちょっと「ブック」部分が弱いといいますか、「強烈にインパクトのあるイベントやシーンは無いんだけど、やってる最中は面白い」みたいな、そんな感じ。「怪物退治や洞窟探検等、ごくごく一般的な冒険小説(あるいは映画)」のストーリーの中に入り込んで、自分が主人公となって活躍する、というゲームブックの王道中の王道を行く作品ではあるのですが、ストーリーそのものでは勝負してないよ、という。ありふれた冒険譚の世界の中を自由に楽しむ、というのは非常にゲームブックらしいゲームブックである気もしますが、考えたら意外とこういうのは少ないかもしれません。後は『火吹山の魔法使い』とかですか(「火吹山」以降壮大なアランシアキャンペーンが展開されるわけですが、あれを単体作品として考えた場合は極めてオーソドックスな「洞窟探検もの」です)。


 (以下ちょっぴりネタバレ含む)




 そんなわけで、ストーリーとしては至極単純。砂漠の町からスタートして、町で情報や道具を仕入れた後ピラミッドに潜入。ゴールは財宝です。クリアまでに二度死にました。ホントはラスボスでも死んでるんですが…(ボス戦の「ピンゾロ出すと即死」ルールに見事に引っかかった)そこはズルして無視しました(苦笑)。ピラミッドに辿り着くまでに町の中で色々やるとかなり体力消耗しますが、実は町の中は最短ルートを通るとあっという間にクリア可能になってます。ピラミッドに入ってからは、私の選択がナイスだったのかトラップも見え見えのものばかりでほとんどひっかからずにクリア出来ましたし、必要な品物を持っていなくてもなんとか切り抜けられる(即死トラップがあまりない)ようになってました。ムズすぎるゲームブックは真面目にやるのがイヤになってしまったりするのですが、コレは良心的な難易度かと思います。
 クリア後にペラペラとページをめくってみたら、通ってないルートにかなりイベントがあったみたいです。よっぽど上手く最短に近いルートを通ったのかなぁ?

 「ゲームにも小説にも味わえない、ゲームブックならではの感動を味わいたい」などとゲームブックに過度の期待を寄せる人にはちょっと不向きですが、気軽に古き良きゲームブックを楽しみたい方には良作だと思います。


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posted by SeireiK at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームブック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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