2009年10月09日

第三回・ADAM'S APPLE

神が地上(earth)を見下ろし(見下し)し時
神が人(Man)を作りし時
エデンと呼ばれる楽園の中で
彼は人の忠誠心を試す準備をしていた
彼は人に知性を与えたくなかった

アダム、その"最初の人間(the first man)"は、生を受けているというただそれだけで感謝していた
しかし闇に紛れてひっそりと(sneaking in shadows)、予言者が背後からやって来た
「蛇の声を聞け!」

その蛇は彼のところへやって来た
そして彼の耳に囁いた
「あんたの神様は邪悪だって知ってるかい?
奴はね、自分と同等の力をあんたに与えたくないのさ
この林檎はあんたに永遠の快楽を与えてくれるよ」

一口食べれば淫らな欲望で身悶えする
二口食べれば幻覚状態の(サイケデリックな)どんちゃん騒ぎの中に飛ぶ(fly in psychedelic revelry)
蛇の声に耳を澄ませ!

(略)

お前は正気を保つ必要はないんだ、もう聖なる奴隷ではないんだ
どうして自分の顔を隠していつも不健全に生きてなきゃいけないんだ?
さぁ、手に取れ! 取れ! 取れ! いくらでもあるぞ(endless supply)
生まれついての本能(Natural born instinct)がお前を私のもとへと誘(いざな)う

一口食べれば淫らな欲望で身悶えする
二口食べれば幻覚状態の(サイケデリックな)どんちゃん騒ぎの中に飛ぶ(fly in psychedelic revelry)
蛇の声に耳を傾けよ!

(略)


<つぶやき>
look down onは元々「見下ろす」より「見下す、軽蔑する」の意味の方が強いっぽい

実はloyalnessという単語は無い(無くても英語圏では使われてたりするのかもしれないけど辞書にある語ではない)。この英詞が発表されてから数年、何の違和感もなく聞いてたけど考えたら loyal の名詞は loyalty ですわな。閣下のことだから意図的だろうとは思うけどもしかしてもしかすると単なるミスかも。
(やはりミスではなく、単に私の知識不足でした。詳しくはコメント欄をご覧ください)

keep one's sanity 「正気を保つ、健全な意思を持ち続ける」
morbidity 病的状態、不健全
endless supply 直訳は「無限の供給」。「いくらでもある」と訳した
Listen to the voice of the snake! は三種類に訳し分けた

<その他感想>
 今回の再録音のためではなく、セビリヤ・ロンドン公演のために数年前に英訳詞されたこの「ADAM'S APPLE(アダムの林檎)」。初めて聞いた時はその訳詞のカッコ良さにぶっ飛びましたねぇ。「Listen to the voice of the snake!」なんてもう、まるで最初からそういう歌詞だったかのようなマッチングっぷりで、この曲に関しては日本語詞より英詞の方が好みです。まぁ、歌詞の内容自体はどうってことない、誰もが知ってるアダムと蛇のお話をそのまま英語にしてるだけな気がしなくもないんですが(苦笑)、メロディとの親和性がすんばらしいです。
 
 再録に関しては、イントロのカッティングリフがあまり歪んでいないクランチよりの(?)サウンドになっているのが好みが分かれるところですかね。
posted by SeireiK at 00:05| Comment(2) | TrackBack(1) | 悪魔NATIVITY 勝手に日本語訳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おっそろしく古い記事にすみません、検索からたどり着きました。
かなり検索上位だったので今でも私みたいな人間がいると思うので、このままだと「閣下がミスをした」と見た人に受け取られかねないので一つだけ指摘させてください。

loyalnessの件ですが、-nessという接尾辞は「直前の形容詞の状態や性質である事を示す抽象名詞」を造るときにつけるものです。
loyaltyではなく、loyalの性質であることを強調している感じです。
なので「loyalness」として辞書に載っていなくても、これを見て「ミスだ」と感じるNative speakerは存在しません。
日本的に言えば、接頭辞が形容詞にはなりませんがよく芸人さんが「周囲の状況+〜感」という言葉を造語してるのはよく耳にするかと思います。
「静まり返った感がある・どうしようもなくなった感がある」等。
あれを耳にした時に「日本語をしらない人間が日本語をミスしてる」とは考えず「造語してる」と受け取るのをイメージしてもらえれば似た感じかと思います。

長々と失礼しました

Posted by 田丸 at 2016年03月01日 02:59
すみません返信遅くなりました。

どうもご丁寧にありがとうございます!
いかんせんネイティブ的な知識が皆無でひたすら辞書・翻訳サイトに頼っているものですから、こういった指摘はとても助かります。

「〜といった感がある」という説明も実に腑に落ちました。
後ほど本文修正しておきます。本当にありがとうございました。
Posted by SeireiK at 2016年03月04日 00:06
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SeireiKさんの悪魔NATIVITY日本語訳「ADAM'S APPLE」
Excerpt: 第3回目の感想です。「ADAM’S APPLE」。 この曲は、SeireiKさん
Weblog: いとおかし
Tracked: 2009-10-28 22:32