2006年02月27日

マイロボット VS ロボザック

 週刊マイロボットネタ第二弾(第一弾はこちら)。マイロボット「ID-01」は宮城県で先行販売されていたと書いたが、静岡県ではなんと「ROBOZAK」というロボットが販売されていたらしい(ロボットを組み立ててみるblog)。以前ディアゴスティーニより販売されていた非人間型(見方によってはちょっと気持ち悪い)ロボットもあるので同社からはこれで計3体のロボットが発売されている(いた)ということになる。以前出ていたものについてはあまり(見た目も能力的なものも)惹かれるところが薄いので割愛するとして、ロボザックというのはどうやら私が以前から燃え萌えになっていた戦闘型っぽい系統のロボットで、ようするにあれだ、ROBO-ONE(ロボワン)とか、日本テレビで放映していたワールド☆レコーズに出てきたようなタイプのロボットだ。この日記をブログに移行する前にかなり話題にしていたのでご記憶の方もおられると思う。

 当時はそりゃもうもの凄く欲しいものだったし今でも興味が無くはないからこっち系のロボットも欲しいと言えば欲しいものなのだが、以前程興味が無くなっているというか、今の私はマイロボット(ID-01)ほど気分がそそられるものではない。え? ガンダムとかのリアルロボット大好きなワタシにはむしろ意外ですって? まぁそうですよね。ただ、私の感覚だとロボザックはラジコンカーなんですよ。ラジコンカーももちろんもの凄く好きではあるんですが。

 別にロボザックとマイロボットを比較してどちらが優秀とかそういうわけではなく単純にタイプ分けジャンル分けの話なのですが、ロボザックというのは自由度(簡単に言うとモーターの数)が多く、「小型でしかも本当に動くガンダム」を作っている感覚というか、自立歩行可能な人間型ラジコンという感じのものであって人間の「動き」を模すということに力点が置かれているロボット。そしてこれは推測ですが多分プログラミングして動かすことが前提でWindowsXP/2000が無いと動かせないのではないかと思います(近藤科学のKHR-1というロボットはそんな感じだったので)。

(あ、いつの間にか文章が敬体になってら…)

 これに対してマイロボットは可動を楽しむロボットではありません。実はよくよく見てみると腕の自由度は2しかなく肩を軸にして前後に腕を振ることしかできないみたいです(所有者が肘の角度を自分で調整することは可能)。また実際生活を共にするペットのような側面がありそのためには家の中を自由に動き回れなければなりませんので、足は無く移動は車輪で行います(どちらのロボットに対しても知識と技術がある方は腕の自律可動を自分で組み込めるかもしれませんが)。それになんといっても手がしょぼいです。懐中電灯を差し込むか、ジュース等を持ち運ばせるためのカゴのようなハンドパーツ(ホントにただのカゴ)をつけるかくらいしか出来ることが無く基本的に(それらを差し込まないと)手はただの穴です。

 しかしマイロボットは自律制御型ロボットです。つまり人間の「動き」ではなく「知能」を模すことに重点が置かれています。(DVDの解説によると)人間の(言葉による)命令を聞き分け、ボスと他の人の声を聞き分け(しかもボスの命令にだけ従わせることが可能だったり)、部屋が暗ければライトをつけ、部屋が暑かったりバッテリーが切れかかっていると機嫌が悪くなったり、所有者がロボットとどう対処するかによって性格が変わっていき、頭をなでなでされると喜んだりします。それらも所詮プログラムによる反応だと言ってしまえばそれまでですが、このロボットの人工知能は人間の脳をモデル化したニューロンという技術(考え方かな?)が使われており、一緒に暮らすうちに一体一体の性格はホントにかなり違って来るみたいです。またプログラミングにはWindowsXP/2000が必要ですが無くても(おそらく)自律行動可能です。

 私はたまたまこのマイロボット創刊直前にアシモフの「われはロボット」を読んでいたせいで余計に、このロボットに強烈に惹かれてしまったとも言えます。まさに小説に出てきたような「自分で考え、動き、会話する」ロボットがまがりなりにも既に現実として存在している(しかも毎週パーツを買えば自分で造れる!)という事実に驚嘆しました。このロボットに対しては、小説に出てきた「ロボ心理学」という概念が本当に通用するかもしれないのです。ロボットが何をどういうふうに分析しどういう結果にもとづいてその行動を起こすのかを自分の目で確かめ研究(というか想像)することが出来るのです(たぶん)。気分はもう小説中のロボ心理学者スーザン・キャルヴィンですよ! それに見た目も小説に出て来るロボットとイメージが近いんですよね。

 もちろんロボザックはロボザックで大変面白いロボットであることは間違いありません。やはり二足歩行ロボットというのは憧れの存在ですし戦闘ロボット然としたそのスタイルは(特に男性の)魂を熱くさせるものがあります。こちらは、スーザンではなく鉄人28号の正太郎やプラレス三四郎の主人公(名前忘れた)気分を味わえます。雑誌でROBO-ONEのことは知っていましたがTV(ワールド☆レコーズ)で実際に見た時はその動きに脳天直撃されました(その衝撃はマイロボットから受けたものとは異質のものでしたがこちらももの凄い衝撃でした)。「やっぱりロボと言えば戦闘タイプでしょ!」という人や、生活密着型ロボットに興味の無い人には断然こちらの方が楽しめると思います(私のようにどっちも好きという人ももちろんいるでしょうけど)。くどいですが、現在の私はロボザックよりマイロボットの方により惹かれるというだけのことです(とか言いつつもヤバイ…。色んなブログ見てたらロボザック欲しくなってきたぞ…)。

 さてここで、ロボットそのものの特徴というよりもう少し商品としての視点からこれらのロボットを考えてみます。ロボザックの特徴は、「代わりとなるものが存在する」というところです。先に述べた近藤科学のロボットもありますし、ロボザックの元ネタとなっている(らしい)「ROBONOVA-I」というロボットが楽天等で一括単体購入可能です。これは「魅力」という部分では(特に無理して毎週ロボザックを買わなくてもいいじゃないかという気にさせられるので)マイナスではありますが、しかし実際に組み立てて作る人にとっては安心度が高いです。部品が壊れたりディアゴスティーニが途中でロボザックを休刊することになったりサポートをしなくなったとしても代わりになるパーツを入手する方法があるわけですし、近藤科学のロボットのパーツ等を代わりに使ったり、カスタマイズ・チューンアップしたりできる楽しみもあります。また全国的にROBO-1人口はそこそこいますのでネットでの情報も色々あると思います。

 これに対しID-01の元ネタとなっているロボットは「i-droid」というものらしいんですが(余談ですがMacユーザーとしてはこのネーミングにもかなり萌えますな…って、あーーー! 「I-Droid 01」の略がID-01だったのか、なるほど…。まぁとにかく)、このロボットを輸入販売しているのは(ちゃんと調べてないので分かりませんがおそらく)ディアゴスティーニジャパンしか無いのではないでしょうか。私としては、最初にこのロボットのスペックを詳しく知ったとき「(ROBO-ONEに出て来るようなロボットと違って)こんな人工知能型自律ロボットなんてどうやっても自分では自作出来そうにねぇな」と思い、むしろそれが魅力であり購入意欲を倍増させるものだったんですが、冷静に考えるとこれは怖いです。そもそも付属DVDによるとこのロボットは早稲田大学とイタリアの聖アンナ大学(だったかな)との共同開発によりロボ・カーサ研究所というところで作られたロボットです。ギアやモーター等は何かしら代用出来るものが見つかるかもしれませんが制御チップ等は素人に簡単に代替品が入手できるとは思えません。パーツが壊れたらディアゴスティーニのバックナンバーやサポートに頼るしか無さそうです(イタリア語ぺらぺらなら直接ネットでイタリアのディアゴスティーニ社等と取引とかできるのかもしれませんが。あとはまぁジローラモさんと友達なら帰国ついでに頼めたりしそうですが…って別にジローラモじゃなくてもイタリア人の友達でいいんだけど:笑)。ロボザックを作っている人は専門的な知識をROBO-ONEをやっている人(サイト等)に頼ることができそうですが、マイロボットを作っている人の仲間は基本的に同じマイロボットを作っている人たちだけに限られます。ディアゴスティーニがサポート打ち切ったり途中廃刊とかしたら実質的に製作は終了してしまいます。なんとかしてマイロボット製作人口を増やさないとなんだかちょっと不安ですな(苦笑)。

 あ、最後にもう一つ。ロボザックの元ネタとなっているROBONOVA-Iと、毎号ディアゴスティーニのロボザックを買い続けた総計金額との差は想像していたよりかなり少ないです(トラックバックさせて頂いたブログによると差額は3,300円)。プラス3.300円で毎号濃い冊子がついてくると考えるとかなり破格と言えるかもしれません。25号まで買うとキャリーBOXまでつくそうですのでそれが3.300円と考えてもいいですし。少なくともめちゃめちゃにぼったくられてるなんていう事実は全く無いと言えるでしょう。

 …ということは、高いと思われたID-01もやはり適価ってことなのね。なんとなく安心したと同時にどんなにディアゴスティーニに要望出してもこれ以上安くなりそうにないとわかり少し(かなり)凹みました(苦笑+真涙)。

<お願い>
 「マイロボット」を検索してこのブログにお越し下さった方で、実際マイロボットを製作してらっしゃる方へ。アンケート葉書に「Macにも対応を希望」と書いて送ってくださると幸いです。よろしくお願いします。
posted by SeireiK at 02:20| Comment(0) | TrackBack(1) | 週刊マイロボット制作記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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