錆びついた世界にひびを入れないか?
大いなる時は変じている!
この錆び付いた(rusty)時代を我らが砕こう
大いなる時の降伏だ!
(略)
反吐を手にして我が尻舐めな!(Take this rot and kiss my ass!)
やつらの磨り減った脳味噌を焼かないか?
大いなる時の破壊者よ!
お前の錆び付いた目を我らが抉(えぐ)ろう
大いなる時の殺戮者!
(略)
おぉ、見ゆるや 地獄の闇夜の中に!
(繰り返し)
我が屎(くそ)喰らって悶え死ね!
<訳について>
その他の部分は、基本的に原曲に英語部分が多かったので「略」って書くだけであっという間に終わりました(笑)。
<アレンジについて>
長らく更新が滞っていた理由がコレです…。せっかくの再録なのであまり否定的なことを書きたくなかったのですが(ネガティブなことを言ったり書いたりするのってもの凄く(負の)パワーがいりますしね)、この曲については書かざるを得ないので…。
というわけで、褒める部分は後に回して先に褒められない点について。
何なんでしょうこのギターソロは。この曲がラインナップに加わるというので一番心配していた部分でしたが、案の定でした。
信者ならご存知の通り、この曲のギターソロはバックのKeyが短三度ずつ下がっていき、丁度間奏が終わった所で元のKeyに戻るという、Aceコダワリの仕掛けがあります。なので、Aceのギターソロを完コピせずに自分なりのソロを弾きたいと思ったらバックのコードを念頭に入れたアドリブプレイをするか、事前にソロを練り込んでおく必要があります。また、短三度ずつ下がっていくにもかかわらずギターソロそのものは段々盛り上がっていく、というのもエースのコダワリです。これについてはインタビュー等でエース自らが(かなり頻繁に)言及しています。
以上を踏まえた上で今回はこのようにギターソロを掛け合いにした、というならそれ相応のソロにしてもらいたかったです。この再録のソロは以上の点を踏まえているとは言いがたく、短三度ずつ下がっていく進行に合わせて各自が勝手にソロを弾いているだけに聞こえます。特にルーク参謀のソロがひどい。「難しいことよくわかんないので適当に早弾きでごまかしちゃいましたー、てへ」みたいなソロです。ルーク篁史上最もつまらないソロなんじゃないでしょうか。こんな出来なら素直にエースのソロを完コピしてもらいたかったです。これが立場が逆で、例えば「Revolution has Come!」のソロをエース長官に弾けというのであればそれは酷でしょう。しかしルーク参謀もジェイル代官も、「Big time changes」のソロを完コピする上でテクニック上問題になる部分があるとは思えません。貴方達であれば完コピしようと思えば出来たはず。もしかしてもしかすると、エース自らが「今回の再録では自分のカラーをいっそ徹底的に排除してほしい」という要望を出したのかもしれませんが、この曲はやはりギターソロまで完コピしてもらいたかったです。
その他の部分については、コーラスをはじめ素晴らしいアレンジに仕上がっています。実は私はこの曲、そもそももの凄く好きな曲というわけではないのですが、そんな私でも聞き飽きない(飽きにくい)素晴らしい出来です。それだけにギターソロはまさに画竜点睛を欠いた感が否めません。まったくもって惜しい。この曲こそ、Expoバージョンと日本バージョン二通り作って、一つはギターソロ完コピ、もう一つはアレンジ、というようにしてほしかったです。
<追記>
コメント欄にて名無しさんに誤訳を指摘頂きまして、修正致しました。
「あまり英語に堪能ではないので、識者の方は出来る限り誤訳(あるいはより良いと思われる訳出)について御指摘、御教授頂ければと思います。」と最初に書いている通りです。
http://seireik.seesaa.net/article/128702376.html
で始まる一文は、日本語でいう勧誘にあたります。
したがって
"Why don't you crack this rusty world!"
は、直訳で
"錆びついた世界にひびを入れないか?"
といった感じになります。
ニュアンスで解釈すれば"腐った地球を踏み潰せ!"と大して変わりませんから、きっとリズムを重視したのでしょう。
また、
"Oh say can you see, by Hell's dirty night!"
ですが、これはアメリカ国歌の冒頭部の歌詞
"Oh, say can you see by the dawn's early light"
をもじったものだと考えられます。
いかがでしょうか。
英語・米英文化に疎いながらも無謀に英訳をしていますので、他にも気になる点がありましたらご遠慮なくご指摘お願い致します!