2010年06月30日

終曲

 オシム&岡田ジャパンの4年間が終わりました。書きたい事は色々あるけど考えがまとまらないので後日じゃんじゃん追記するかも(しないかも)。

 岡田監督になってからは代表戦の内容が本当に面白みに欠けてしまっていたし、大会直前も四連敗で、内容もイングランド戦以外は特に良くもなく「これで期待しろという方がおかしい」状態でした。正直期待はしていなかったし、三試合で勝ち点一以上取ってくれれば大いに満足という心境でしたので、カメルーンとデンマークに勝ちオランダに惜敗したからといって、手のひらを返すように岡田監督を支持するような言動はしたくありません。とは言うものの、あのボロボロの状態からよく立て直して決勝トーナメント進出にこぎ着けてくれたと、驚くと共に感謝しています。決勝トーナメントに進出することも、決勝トーナメントでパラグアイ相手にこれだけいい試合をすることも予想だにしませんでした。ここまでやってくれたことには素直におつかれさまありがとうと言いたいです。

 岡田監督の仕事っぷりも評価しなければいけないのでしょうけど、今回の日本代表はやはりオシム監督の手がけた選手がたくさんいたこと、オシム就任直後に「もう一度基礎から一つ一つ積み直す」ということをオシムさんがやってくれたというのが大きかったと個人的には思っています。本大会の布陣や内容もオシムさんが目指していた形に似ていたように思えます(オシムさんならFWのワントップに矢野を使っていたのではないかと思いますが)。

 ツイッターのフォロワーさんのおかげでスカパーのツイッターIDを知る事が出来、オランダ戦以後はオシムと一緒に試合を観戦している気分が味わえたのは非常によい思い出になりました。もしオシムがずっと監督を続けていたなら試合中の彼の発言等は知る由もないわけなので(もちろんずっと監督を続けていてもらいたかったことは間違いありませんが、オシム語録をリアルタイムで味わえたという点に関してだけ言えば)、オシムが監督を退いていたのは私にはちょっとラッキーでした。「私もここで一緒に闘っていました」という言葉には胸が熱くなりましたですよ。

 最終戦に関して。まずPKがどうこうより、90分で、120分で一点も取る事が出来なかったという時点で、悲しいかなベスト8に上がれるだけの力を持ったチームではないということでしょう。これが実力、と思うしかありません。
 まさに死闘、という感じで、体力消耗の激しい中あれだけの試合をした日本選手に対しては健闘を褒め称えたいところですが、ああなる前にもうちょっとやれたのでは、と個人的にはちょっともったいなく思います。解説の金田さんが言っていた様に、不用意にボールを取られ過ぎていましたし、パスミスも前三試合より多かったような気がします。体力のあるうちにその辺りをもう少しきちっと出来ていれば…と。それからhorigoodさんが試合中に言っていたように、FKを遠藤以外に蹴らせるという選択肢は無かったのか。阿部や中村(けんご)が蹴ることで意外性を作り出し、相手の研究の裏をかくことが出来たのでは、と思います。これは前の試合で遠藤がなまじFKを直接決めていたために、「遠藤は調子がいい→他の人に蹴らせるという選択肢が無くなってしまった」のかなと思うと、残念なものがあります。

 PKについて。PK戦になればむしろ日本は有利、と私は思っていましたし、おそらく日本中がそう思っていたと思います。キーパー川島は前の試合で好セーブを連発していましたので「一発くらいは止めてくれるはず」と誰しもが思ったはずです…が、実際は5発全て決められてしまいました。これはもちろん彼を責めている訳ではなくて、やはりPKは運も大きく、「絶対に(予想通りに)上手く行く」ということはないのだと改めて感じました。
 何故FWではなく駒野選手が第三キッカーだったのかは疑問でしたが、練習で比較的よく決めていた選手を選んだというような話でした。私は駒野選手のように献身的に走る地味な選手が大好きですので彼が肩を落としていたのは本当に悲しかったです。彼に取っては「PKを外した」という事実が今後人生にずっと重くのしかかってしまうのでしょうが、それまでの彼の功績を思えばたかがPKの一発なんでもありません。中田だって外してるんです。胸を張って帰って来てもらいたいと思います。

 ryumoriがつぶやいていたように、たとえ日本が勝っていたとしても遠藤と長友を欠く次試合では日本が大敗していた可能性があります。それよりは非常に自信と誇りに満ち溢れたまま大会を去った方が今後のためにはよかったと言えるのかもしれません。早くも四年後が楽しみになりました。

 
 最後に豆知識。パラグアイは大の親日国だそうです。こうやって色々な国の歴史や文化を学ぶ機会が与えられるということもW杯の魅力の一つですね。
posted by SeireiK at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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