
2013年04月20日
2013年04月19日
MGザク2.0 制作記その1(頭部篇)
<顔にはやっぱりこだわりたい>
MGザク2.0の欠点(と個人的に感じる部分)は以下。

パイプが垂れていない、ダクトが台形じゃない、この二点は決定的に許せないところ。2に関して、斜線の面が盛り上がっていて欲しいと感じるのは多分Ver1.0の摺り込みでしょうね。
パイプの改修です。これがまずノーマル状態。脚部のパイプにはスプリングが使われているのに頭部と腰部には使われていないというのもなんだかなぁですので、パイプはVer1.0のような三層構造にします。

まず、基部を切り飛ばします。パイプはそれぞれ形状が異なっているようなので順番をごちゃごちゃにしないように管理に注意が必要です。

あ、パイプは市販の金属パーツに置き換えることも一応考えましたが(綺麗に、かつ思うように垂れさせるたいならその方がやりやすい)、今回はVer2.0の「ディテールの入ったパイプ」に敬意を評してキットパーツを使います。処理が凄く面倒ですけども…(涙)。
スプリング内部に芯を通します。基部のポリパーツに0.5mmの穴を空けて真鍮線を通しまして…

「ここで折り曲げてね♪」と言わんばかりの隙間があるので、ここで折り曲げて瞬着で固定。

とりあえず真鍮線を芯にして上手くパイプラインを作れるかやってみましたが、流石に0.5mmだとスプリングとの隙間がありすぎて思うようにコントロール出来なかったので、コイツを使います。100均で売ってるアルミワイヤーです(自遊自在もどき)。

向かって右が修正後。やっぱりパイプが垂れてないとザクじゃなくてグフですよ。ザクにコダワリが無い人には全くもってどうでもいいポイントですが、オッサンはザクとガンダムマークIIのことになると見境が無くなりますので、えぇ。

因みにこの画像、2〜6が全て修正済みだったりします(あれこれやりながら写真撮っているので)。2の改修、斜線部に盛りつけをしたり全体を削り込んで形を台形にしているのがわかりますでしょうか。C面(上面と側面が繋がる角の面)を削り込んで無くしてしまうことになります。ここのC面は個人的趣味としては不要なので一石二鳥でもあります。
3も同様に斜線の面とサイドからC面が消える程度まで削り込んで形を整えてます。
横から見たところも。

改修後の画像が先になってしまいましたがこれが4と5の改修前の画像。

横から見ると額が出過ぎな気がするので、マジックで当たりをつけて削り込みます。

ヤスリで面処理していたら、ありゃりゃ。ピンぼけしてしまったので画像だとわかりにくいですが、こんなところに妙な凹みがありました。ゼリー状瞬着で修正します。

4についてですが、矢印で示した箇所、瞬着(+ SSP-HGの粉)で修正した後がわかりますかね? ちょっとだけえぐれ過ぎてるんですよねここ。ヒケみたいに。もっとも、更にヤスリをかけて整面していたら最終的にこの修正跡も消えてしまいましたので最初からヤスリがけだけしてればよかったかなと。ま、よくあることです(苦笑)。

矢印のこの部分。これ、ディテールとして認識するべきなのか肉抜き穴だと思うか判断に迷うんですよね。よほどの煽りパースでないと見えないんですけども、ここがチラリズムした時に「こんなところにもディテールがあってカッコイイ」と思うか、「あ、こいつ穴埋めを手抜きしてやがるな」と思われるか。一応RGやメガサイズやUCハードグラフのザクではどうなってるんだろうと調べたりしましたけど、まぁ、スコっと穴が空いてたら埋めたくなるんで結局埋めちゃいました。昔MGガンダムを作った時なんか、PGのディテールと韻を踏む形にしたくてわざわざアンテナの裏にこういうモールド彫ったりしたんですけどもね(笑)。あったら埋めたい、無ければ彫りたい、モデラーの性ですな(笑)。

(この後、更に内部メカを弄ったりスパイクアーマーに手を出したりしてますが、頭部がほぼ終わった時点で結構満足モードに入ってしまったのでやっぱり先にシュペルター片付けるかもしれません:笑)。
MGザク2.0の欠点(と個人的に感じる部分)は以下。

パイプが垂れていない、ダクトが台形じゃない、この二点は決定的に許せないところ。2に関して、斜線の面が盛り上がっていて欲しいと感じるのは多分Ver1.0の摺り込みでしょうね。
パイプの改修です。これがまずノーマル状態。脚部のパイプにはスプリングが使われているのに頭部と腰部には使われていないというのもなんだかなぁですので、パイプはVer1.0のような三層構造にします。

まず、基部を切り飛ばします。パイプはそれぞれ形状が異なっているようなので順番をごちゃごちゃにしないように管理に注意が必要です。

あ、パイプは市販の金属パーツに置き換えることも一応考えましたが(綺麗に、かつ思うように垂れさせるたいならその方がやりやすい)、今回はVer2.0の「ディテールの入ったパイプ」に敬意を評してキットパーツを使います。処理が凄く面倒ですけども…(涙)。
スプリング内部に芯を通します。基部のポリパーツに0.5mmの穴を空けて真鍮線を通しまして…

「ここで折り曲げてね♪」と言わんばかりの隙間があるので、ここで折り曲げて瞬着で固定。

とりあえず真鍮線を芯にして上手くパイプラインを作れるかやってみましたが、流石に0.5mmだとスプリングとの隙間がありすぎて思うようにコントロール出来なかったので、コイツを使います。100均で売ってるアルミワイヤーです(自遊自在もどき)。

向かって右が修正後。やっぱりパイプが垂れてないとザクじゃなくてグフですよ。ザクにコダワリが無い人には全くもってどうでもいいポイントですが、オッサンはザクとガンダムマークIIのことになると見境が無くなりますので、えぇ。

因みにこの画像、2〜6が全て修正済みだったりします(あれこれやりながら写真撮っているので)。2の改修、斜線部に盛りつけをしたり全体を削り込んで形を台形にしているのがわかりますでしょうか。C面(上面と側面が繋がる角の面)を削り込んで無くしてしまうことになります。ここのC面は個人的趣味としては不要なので一石二鳥でもあります。
3も同様に斜線の面とサイドからC面が消える程度まで削り込んで形を整えてます。
横から見たところも。

改修後の画像が先になってしまいましたがこれが4と5の改修前の画像。

横から見ると額が出過ぎな気がするので、マジックで当たりをつけて削り込みます。

ヤスリで面処理していたら、ありゃりゃ。ピンぼけしてしまったので画像だとわかりにくいですが、こんなところに妙な凹みがありました。ゼリー状瞬着で修正します。

4についてですが、矢印で示した箇所、瞬着(+ SSP-HGの粉)で修正した後がわかりますかね? ちょっとだけえぐれ過ぎてるんですよねここ。ヒケみたいに。もっとも、更にヤスリをかけて整面していたら最終的にこの修正跡も消えてしまいましたので最初からヤスリがけだけしてればよかったかなと。ま、よくあることです(苦笑)。

矢印のこの部分。これ、ディテールとして認識するべきなのか肉抜き穴だと思うか判断に迷うんですよね。よほどの煽りパースでないと見えないんですけども、ここがチラリズムした時に「こんなところにもディテールがあってカッコイイ」と思うか、「あ、こいつ穴埋めを手抜きしてやがるな」と思われるか。一応RGやメガサイズやUCハードグラフのザクではどうなってるんだろうと調べたりしましたけど、まぁ、スコっと穴が空いてたら埋めたくなるんで結局埋めちゃいました。昔MGガンダムを作った時なんか、PGのディテールと韻を踏む形にしたくてわざわざアンテナの裏にこういうモールド彫ったりしたんですけどもね(笑)。あったら埋めたい、無ければ彫りたい、モデラーの性ですな(笑)。

(この後、更に内部メカを弄ったりスパイクアーマーに手を出したりしてますが、頭部がほぼ終わった時点で結構満足モードに入ってしまったのでやっぱり先にシュペルター片付けるかもしれません:笑)。
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2013年04月16日
MGザク2.0 制作記(序)
ザク作るよ、ザク!
次の在庫整理はボークスのシュペルター(ルン)にするつもりだったんですけどもね。そのつもりで色々と準備もしていたのですけどもね。なんかこう、ザク熱がムラムラしてきてしまって。毎度毎度ブログだと「序」で終ってしまう可能性が高いんですが(爆)、とりあえず改修の方向性をメモ書き。
本当はVer.1の方を先に作りたいんですけど持ってないんですよね。持ってる奴を作らないと在庫整理にならないんで(笑)、2の方をやっつけます。皆大好きシャアザクです。
Ver.2のザクを初めて見た時は、なんとも言えない不可思議な違和感が体を駆け抜けました。微妙な「コレジャナイ」感とでも言いますか。可動範囲は素晴らしいし、形状も原点回帰な先祖帰りをしているし、全体としては90点を付けられるキットだと思うのです。これ、もちろん超個人的趣味に基づく採点であって客観的視点からのものじゃなく。でも、あとの10点がVer2.0のグフやゲルググに比べると凄く痛いというか残念というか。
自分の場合、ファースト直撃世代にありがちな「ザクの形状に対する摺り込み」ももちろんあるんですけど、Ver1.0の形状の摺り込みってのも結構あるんですよね(もの凄く具体的に言っちゃうとMAX渡辺氏の作例数点と第三回オラザクの押切氏のザクね)。初めてVer2.0見た時にすぐに気づいた「何だこれ?」部分はスパイクアーマーの形だったり胸のサイドパーツの垂れ具合だったりなんですけど、旧キットの1/100と比べると、あぁなるほどなと。Ver1.0の摺り込みのせいで変に感じるんだなこれはと。開発陣はかなり旧キットの形状も勉強してたんだなぁと。なので、本当にコテコテの旧世代フリークの方の方が(かたのほうが)私よりもVer2.0に対する評価は高いんじゃないかと思います。私の「自分なりの理想のザク像」ってのは旧キット形状とVer1.0の形状の両方から成り立っているんで、そこから来る「ザクはここがこうなってないと嫌だ!」というコダワリと、Ver2.0を見ていて「ここがもうちょっとこうなっててくれてたらもっとよかったのに凄く残念」と感じてしまう部分、これらをちまちまと修正していきたいと思います。(あまりやり過ぎるとまた未完成病を発症するし、この後Ver1.0を作る予定もあるのであくまでも「Ver2.0の良さ・利点」を大切にしつつ、ど〜〜〜しても気になる部分のみ手を入れて行くつもりであります。うん、つもり。毎回同じようなこと言ってるけども)
次の在庫整理はボークスのシュペルター(ルン)にするつもりだったんですけどもね。そのつもりで色々と準備もしていたのですけどもね。なんかこう、ザク熱がムラムラしてきてしまって。毎度毎度ブログだと「序」で終ってしまう可能性が高いんですが(爆)、とりあえず改修の方向性をメモ書き。
本当はVer.1の方を先に作りたいんですけど持ってないんですよね。持ってる奴を作らないと在庫整理にならないんで(笑)、2の方をやっつけます。皆大好きシャアザクです。
Ver.2のザクを初めて見た時は、なんとも言えない不可思議な違和感が体を駆け抜けました。微妙な「コレジャナイ」感とでも言いますか。可動範囲は素晴らしいし、形状も原点回帰な先祖帰りをしているし、全体としては90点を付けられるキットだと思うのです。これ、もちろん超個人的趣味に基づく採点であって客観的視点からのものじゃなく。でも、あとの10点がVer2.0のグフやゲルググに比べると凄く痛いというか残念というか。
自分の場合、ファースト直撃世代にありがちな「ザクの形状に対する摺り込み」ももちろんあるんですけど、Ver1.0の形状の摺り込みってのも結構あるんですよね(もの凄く具体的に言っちゃうとMAX渡辺氏の作例数点と第三回オラザクの押切氏のザクね)。初めてVer2.0見た時にすぐに気づいた「何だこれ?」部分はスパイクアーマーの形だったり胸のサイドパーツの垂れ具合だったりなんですけど、旧キットの1/100と比べると、あぁなるほどなと。Ver1.0の摺り込みのせいで変に感じるんだなこれはと。開発陣はかなり旧キットの形状も勉強してたんだなぁと。なので、本当にコテコテの旧世代フリークの方の方が(かたのほうが)私よりもVer2.0に対する評価は高いんじゃないかと思います。私の「自分なりの理想のザク像」ってのは旧キット形状とVer1.0の形状の両方から成り立っているんで、そこから来る「ザクはここがこうなってないと嫌だ!」というコダワリと、Ver2.0を見ていて「ここがもうちょっとこうなっててくれてたらもっとよかったのに凄く残念」と感じてしまう部分、これらをちまちまと修正していきたいと思います。(あまりやり過ぎるとまた未完成病を発症するし、この後Ver1.0を作る予定もあるのであくまでも「Ver2.0の良さ・利点」を大切にしつつ、ど〜〜〜しても気になる部分のみ手を入れて行くつもりであります。うん、つもり。毎回同じようなこと言ってるけども)
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2013年03月28日
2013年02月17日
2012年05月24日
HGUCジュアッグ制作記録1
HGUCのジュアッグを、成型色生かしのいわゆる「簡単フィニッシュ」及び軽いウェザリングで仕上げたいと思います。久々に記録なんぞをしっかりつけてみます(いつも通り中途半端に終る気がしなくもないけど)。
「簡単フィニッシュ」ということで、これまで記録に残して来なかった、でもいつも「当たり前の作業」としてガンプラの塗装前にやっている表面処理の行程を丁寧に紹介していきたいと思います。
(因みにユニコーンVerではなくMSV-Verを制作しますのでユニコーンVerとは成型色が違ってます)
お鼻のパーツをニッパーで切り出したところ。ゲートは出来るだけ多めに。

ゲート跡(黄色い部分)をもう一度ニッパーで、ほんの少しだけ残して切り取ります。
その後、赤い面(前後左右四面)をペーパーがけしてキッチリと面出しします。
(ゲート処理には、私はナイフや鉄ヤスリは使いません)
青い面まで面出しする必要はなさげですが、ここまでやるとエッジがしっかり立つのと、気分的な問題でやらないと気が済まないので(苦笑)私はやってます。面出しには今回は「タイラー」を使用。

ざっとタイラーを当てたところ↓。端の部分と真ん中の辺りがややヒケているのがわかります。これをしっかりと均(なら)します。

面処理には主に、タミヤのフィニッシュングペーパーの400番か、3Mの320番を使用しています。今回のタイラーも400です。ペーパー使用の際は出来るだけ治具となる平らなもの(木片等)に付けて使うのが望ましいです。
しっかり製面出来たと思ったら、次にタミヤペーパーの600番もしくは3Mの400番でペーパーの傷跡を消します。最終的な仕上げをツヤ有りにするつもりだったりすると更に1000番のペーパーで傷消しを行いますが今回はつや消しかつ汚し塗装を加えるということで、あまり神経質にならずに600番までで良しとします。

↑前後左右の大きな面を600番まで処理した状態です。この状態では、いわゆる「C面」(赤い部分↓)が未処理です。

この角の面は無理に処理しなくても前後左右の面出しをきっちり行っていればある程度しっかりエッジは立ちます。というよりむしろこういう処理が難しい面を無理にペーパーがけしようとすると逆にエッジが丸くなってしまったりします。「あえてやらない」というのも一つの手です。
しかし私はやらないと気が済まないタチなので(苦笑)、こういう面はデザインナイフの刃を当てて、カンナがけするように削って処理します(流石に作業中の写真は取れなんだ)。
こんな感じで残りのパーツを仕上げて行きます。

四つのパーツを仕上げ終わった状態。

一体お前はこれだけのパーツに何十分かけるつもりなんだ、という(笑)。下手すると一時間近くかかっちゃってますね。しかもこんなネタキャラに(爆)。でもしっかり塗装して仕上げる時には毎度毎度このくらいの作業はやっているのですよ、いちいち書いてないだけで。私だけでなく、ガンプラのためにエアブラシを買っちゃう程度に模型趣味に嵩じている人ならほとんどの人はやってると思います。
ま、基本的にジオンのモビルスーツは曲面主体のデザインが多いしこのジュアッグもしっかり面出しした方がよさげなパーツはこの鼻くらいだったりするので後はそれほど大変でもない…かな…?
鼻から頭へ。

お、モールドがあるパーツが出てまいりました。
こういうモールド(↑赤丸)は、赤線の部分↓を軽くけがき鋸(ノコ)でスジ彫りします。後でスミ入れする際にモールドにしっかりと塗料が入るようにするためです。本当は青線(縦線)も処理したいのですが、ノコが入らないのでここは未処理。ケガキ針でけがいてもいいんですがかえってスジが太くなりかねないのでやめておきます。

因みに私はハセガワのトライツールのTP4を使ってますが、昔と違って今は色んなメーカーから同じようなものが発売されているので何を使ってもいいんじゃないかと思いますですハイ。
↑のパーツをひっくり返したところ↓。

この、赤い淵の面も無視せずにざっとペーパーがけしておきます(↑は処理済みの写真)。頭部パーツとのかみ合いがよくなったりエッジが立ったりする効果があるはずです、多分。

と、こんな感じで一日目はおしまい。
↑ハセガワのニッパー。模型店で一番高かったものを買いました。おかげさまでもう10年以上使ってます。
「簡単フィニッシュ」ということで、これまで記録に残して来なかった、でもいつも「当たり前の作業」としてガンプラの塗装前にやっている表面処理の行程を丁寧に紹介していきたいと思います。
(因みにユニコーンVerではなくMSV-Verを制作しますのでユニコーンVerとは成型色が違ってます)
お鼻のパーツをニッパーで切り出したところ。ゲートは出来るだけ多めに。

ゲート跡(黄色い部分)をもう一度ニッパーで、ほんの少しだけ残して切り取ります。
その後、赤い面(前後左右四面)をペーパーがけしてキッチリと面出しします。
(ゲート処理には、私はナイフや鉄ヤスリは使いません)
青い面まで面出しする必要はなさげですが、ここまでやるとエッジがしっかり立つのと、気分的な問題でやらないと気が済まないので(苦笑)私はやってます。面出しには今回は「タイラー」を使用。

ざっとタイラーを当てたところ↓。端の部分と真ん中の辺りがややヒケているのがわかります。これをしっかりと均(なら)します。

面処理には主に、タミヤのフィニッシュングペーパーの400番か、3Mの320番を使用しています。今回のタイラーも400です。ペーパー使用の際は出来るだけ治具となる平らなもの(木片等)に付けて使うのが望ましいです。
しっかり製面出来たと思ったら、次にタミヤペーパーの600番もしくは3Mの400番でペーパーの傷跡を消します。最終的な仕上げをツヤ有りにするつもりだったりすると更に1000番のペーパーで傷消しを行いますが今回はつや消しかつ汚し塗装を加えるということで、あまり神経質にならずに600番までで良しとします。

↑前後左右の大きな面を600番まで処理した状態です。この状態では、いわゆる「C面」(赤い部分↓)が未処理です。

この角の面は無理に処理しなくても前後左右の面出しをきっちり行っていればある程度しっかりエッジは立ちます。というよりむしろこういう処理が難しい面を無理にペーパーがけしようとすると逆にエッジが丸くなってしまったりします。「あえてやらない」というのも一つの手です。
しかし私はやらないと気が済まないタチなので(苦笑)、こういう面はデザインナイフの刃を当てて、カンナがけするように削って処理します(流石に作業中の写真は取れなんだ)。
こんな感じで残りのパーツを仕上げて行きます。

四つのパーツを仕上げ終わった状態。

一体お前はこれだけのパーツに何十分かけるつもりなんだ、という(笑)。下手すると一時間近くかかっちゃってますね。しかもこんなネタキャラに(爆)。でもしっかり塗装して仕上げる時には毎度毎度このくらいの作業はやっているのですよ、いちいち書いてないだけで。私だけでなく、ガンプラのためにエアブラシを買っちゃう程度に模型趣味に嵩じている人ならほとんどの人はやってると思います。
ま、基本的にジオンのモビルスーツは曲面主体のデザインが多いしこのジュアッグもしっかり面出しした方がよさげなパーツはこの鼻くらいだったりするので後はそれほど大変でもない…かな…?
鼻から頭へ。

お、モールドがあるパーツが出てまいりました。
こういうモールド(↑赤丸)は、赤線の部分↓を軽くけがき鋸(ノコ)でスジ彫りします。後でスミ入れする際にモールドにしっかりと塗料が入るようにするためです。本当は青線(縦線)も処理したいのですが、ノコが入らないのでここは未処理。ケガキ針でけがいてもいいんですがかえってスジが太くなりかねないのでやめておきます。

因みに私はハセガワのトライツールのTP4を使ってますが、昔と違って今は色んなメーカーから同じようなものが発売されているので何を使ってもいいんじゃないかと思いますですハイ。
↑のパーツをひっくり返したところ↓。

この、赤い淵の面も無視せずにざっとペーパーがけしておきます(↑は処理済みの写真)。頭部パーツとのかみ合いがよくなったりエッジが立ったりする効果があるはずです、多分。

と、こんな感じで一日目はおしまい。
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↑ハセガワのニッパー。模型店で一番高かったものを買いました。おかげさまでもう10年以上使ってます。
2010年05月11日
蔵出し画像で自画自賛
HGUCのF2なんてのがいつの間にか出てたんですねー。
でも、MGほどじゃないけどバランスがちょっとイマイチな気が。F2といえばやっぱりセンチネルザクのこのバランス↓ですよ。


いやー情熱があったなぁあの頃は(笑)。

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でも、MGほどじゃないけどバランスがちょっとイマイチな気が。F2といえばやっぱりセンチネルザクのこのバランス↓ですよ。


いやー情熱があったなぁあの頃は(笑)。
2009年11月11日
フルアクションエルガイム・SPFその2(だっけ?)(9日の分)

1/100スパフロ、ちまちまやってます。1/24買っといて正解でした。目の前に立体物があると設定画見たりしなくていいのでディテアップや形状把握が凄く楽。
それにしても並べると小さいなー。切り離したパーツと間違えてつまんだらゴミだった、ということがマジで起こりました…。
この2009年の秋〜冬にエルガイムの旧キットを弄ってる人もそうそういないだろうと思っていたら、スーパーハイコン弄り倒してる方がいらっしゃいました(汗)。そこはかとなくトラックバック。
SHCM エルガイム製作中3 (FRAME OUT model&motorsports)
2009年11月06日
フルアクション・エルガイム(検討編2)

一週間以上も前に↑の状態になっていたので現在はもうちょっと進んでいるんですが、まぁ全体のプロポーションはこんな感じでまとまりつつあります。太すぎず、でも設定画のイメージをそこはかとなく感じる程度に太く。細すぎず、でも劇中のイメージを匂わす程度には細く。
2009年11月03日
フルアクション・エルガイム(SPF製作番外)(2日の分)
1/100スパイラルフローを作るという目的のためだけに、資料用として1/24スパイラルフローを買うのもどうかなぁと思って控えていたんですが…。
折よくというか折悪しくというか、古本屋で250円で売ってるのを見つけてしまったので買わざるを得ませんでした(苦笑)。
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折よくというか折悪しくというか、古本屋で250円で売ってるのを見つけてしまったので買わざるを得ませんでした(苦笑)。
2009年10月23日
フルアクションエルガイム・顔編1
<理想のエルガイム顔を目指して>
エルガイムの顔はシンプルにして複雑怪奇、全くもってもの凄いデザインです。
ヘルメットとマスクの隙間が目になるわけなんですが、各々の形と配置バランスによって表情に無限のパターンが生じます。このキット(フルアクションエルガイム)のヘルメットは、ちょっと大きめではあるものの形状はかなりいいと思う(特に目元の切れ込み具合が好きな)ので、基本的にマスク部を弄り倒して好みのエルガイム顔に近づける方針で行きます。
<エルガイムのマスク>
エルガイムのマスクは基本的にホームベース型の五角形。更に鼻の意匠として上辺部に五角の切り込みがあります。

この全体の五角形の各辺の長さ、それらが作り出す内角のバランスが各人各様(色んなイラストや立体物)で非常に様々で、作る(描く)人によってエルガイムの顔はコロコロ変わるのですが(両サイドの角がほとんどなく逆三角形型になっているものもあります)、最もポピュラーだと思われるのがホームベースを縦に伸ばしたような形です。私は頭が細長いエルガイムはあまり好きではないので「ほぼホームベース型」を念頭に入れて作ります。イメージソースはビデオ第一巻のジャケット絵。立体物ではホビージャパン誌(以下HJ)の連載及び別冊で有名な押切晃治氏製作の『究極のエルガイム』(以下究極版とか押切版)がかなり好みに近いのですが、やや縦に長い気がするのでもう少しコンパクトにする方向で。更に、各辺は正面から見た時に垂直(直角)で交わるのではなくV字を成すようにしてキリッとした感じにします。

↑これは大げさ。「微妙にV字」程度を目指す。あと、下部のアゴに当たる先端も単純に尖らせるか角度を付けて尖らせる(先端部で三角形を作る感じで、厳密に言うと全体が七角形)か、真一文字に横に切ってビシッと辺を出す(厳密に言うと全体が六角形)かという三パターンがありますが、設定画の「ちょっと野暮ったい感じ」を狙って私は真一文字にします。

↑まずはキットのマスク部を削いでしまいます。この状態ピエロが笑ってるみたいでちょっと面白い。

↑隙間をポリパテで埋めて、前方に張り出すような感じでプラ板を暫定的に貼り付け。これはあくまで土台として、この上にパテを盛って修正していきます。

↑光硬化パテをどさっと。手元の(机の)スタンドライトを消してから盛りつけ、盛りつけ終わったらライトを付けて直射させます。あっという間に固まるので作業が早い早い。

↑ひたすら削る〜。おぉ、カッコ良くなって来たぞ(写真取り忘れましたがこの一歩前の状態がちょっといい感じでした)。まだかなり大きい感じですしシンメトリーも出てませんが完成時のイメージがこれで掴めたので、これをゲージにしてもう一度プラ板に置き換えます。このまま完全に形を出して仕上げてもいいんですが、塗装の際マスキングするのが大変だし別パーツにした方が何かと都合がいいので、クソ面倒くさくてもせっかく盛ったパテを削ぎ落としてプラ板に置き換えます。色が白い方がイメージ掴みやすいし。(因みに、削りこんでいったら下地のプラが白く透けて来て全体の外郭がどこにあるかわかりにくくなってしまったので、形状把握を分かりやすくするためパテ表面を鉛筆で塗りつぶしています。光硬化パテはそもそも少し半透明な感じですし、形が把握しづらいという点では大きく盛って削り出すという作業はやや不向きかもしれませんねぇ)

↑削り込みを考慮して1mmプラ板を使用し、片側をゲージにしてシンメトリーを出しつつ多少大きめに切り出し。

ぐはっ、鼻ヅラがデカ過ぎたっ!!! 中央で幅詰めして調節。大きめに切っといてよかったよ…。

↑うむ、かなりいい感じ。あとはこれを少しずつ小さくしていって仕上げます。
ここでマスクパーツのこれまでの変遷を。キットパーツと比べるとかなり大型化してますが、鼻ヅラは小さめです。

↑ではかなりホームベースな形ですが、ここから前述した「V字」を意識して小型化↓。

まだ大きい気がするので更に小型化↓。下手に小さくしすぎると修正が面倒なのでマジックで当たりをとって少しずつ(でも写真だとマジックで塗ったとこほとんどわからねぇな)。


↑まだでかいかな〜。もうちょっと小さく…。

↑耳を取り付けて様子見。おぉ、正にエルガイム顔!(あくまで私見ですが、釣り目過ぎるとHM(ヘビーメタル)というよりMH(モーターヘッド)っぽくなってしまいますので、HMはこのくらいの「微妙に柔和さが残ってる」くらいの感じがいいんではないかと)
問題は、プラ版で作ったのでちょっと厚みに欠けることですねぇ。鼻が前方に出ていないと横から見た時に顔が薄っぺらく見えちゃうんですよね。


でもまぁ、とりあえずマスクの基本形状はこれで良しとします(後でまた表面にプラ板貼り足したりとかするかもですが)。

↑もう一度変遷写真。中央のパテパーツは作業中にどっか行っちゃってたんですがゴミ(プラの削りくず)の山から奇跡的に見つかりました(笑)。
因みに、接続はこんな感じ↓。仮組みの繰り返しでスカスカになってきました…。もうちょっと考えようかな。


さて、今度はヘルメットです。頬当ての厚みが少なすぎる気がするのでちょっとだけ修正したいんですが、マスク部との兼ね合いで顔つきが変わる恐れがあるので弄るべきか思案中。「マスク以外のキットパーツに一切手を加えずにこの顔を作ったぞ」みたいな変な自負というかコダワリが無くも無いんですが、う〜ん(…あ、考えたら既にオデコの辺りをちょっと修正してたっけ)。
(多分続く…)
エルガイムの顔はシンプルにして複雑怪奇、全くもってもの凄いデザインです。
ヘルメットとマスクの隙間が目になるわけなんですが、各々の形と配置バランスによって表情に無限のパターンが生じます。このキット(フルアクションエルガイム)のヘルメットは、ちょっと大きめではあるものの形状はかなりいいと思う(特に目元の切れ込み具合が好きな)ので、基本的にマスク部を弄り倒して好みのエルガイム顔に近づける方針で行きます。
<エルガイムのマスク>
エルガイムのマスクは基本的にホームベース型の五角形。更に鼻の意匠として上辺部に五角の切り込みがあります。

この全体の五角形の各辺の長さ、それらが作り出す内角のバランスが各人各様(色んなイラストや立体物)で非常に様々で、作る(描く)人によってエルガイムの顔はコロコロ変わるのですが(両サイドの角がほとんどなく逆三角形型になっているものもあります)、最もポピュラーだと思われるのがホームベースを縦に伸ばしたような形です。私は頭が細長いエルガイムはあまり好きではないので「ほぼホームベース型」を念頭に入れて作ります。イメージソースはビデオ第一巻のジャケット絵。立体物ではホビージャパン誌(以下HJ)の連載及び別冊で有名な押切晃治氏製作の『究極のエルガイム』(以下究極版とか押切版)がかなり好みに近いのですが、やや縦に長い気がするのでもう少しコンパクトにする方向で。更に、各辺は正面から見た時に垂直(直角)で交わるのではなくV字を成すようにしてキリッとした感じにします。

↑これは大げさ。「微妙にV字」程度を目指す。あと、下部のアゴに当たる先端も単純に尖らせるか角度を付けて尖らせる(先端部で三角形を作る感じで、厳密に言うと全体が七角形)か、真一文字に横に切ってビシッと辺を出す(厳密に言うと全体が六角形)かという三パターンがありますが、設定画の「ちょっと野暮ったい感じ」を狙って私は真一文字にします。

↑まずはキットのマスク部を削いでしまいます。この状態ピエロが笑ってるみたいでちょっと面白い。

↑隙間をポリパテで埋めて、前方に張り出すような感じでプラ板を暫定的に貼り付け。これはあくまで土台として、この上にパテを盛って修正していきます。

↑光硬化パテをどさっと。手元の(机の)スタンドライトを消してから盛りつけ、盛りつけ終わったらライトを付けて直射させます。あっという間に固まるので作業が早い早い。

↑ひたすら削る〜。おぉ、カッコ良くなって来たぞ(写真取り忘れましたがこの一歩前の状態がちょっといい感じでした)。まだかなり大きい感じですしシンメトリーも出てませんが完成時のイメージがこれで掴めたので、これをゲージにしてもう一度プラ板に置き換えます。このまま完全に形を出して仕上げてもいいんですが、塗装の際マスキングするのが大変だし別パーツにした方が何かと都合がいいので、クソ面倒くさくてもせっかく盛ったパテを削ぎ落としてプラ板に置き換えます。色が白い方がイメージ掴みやすいし。(因みに、削りこんでいったら下地のプラが白く透けて来て全体の外郭がどこにあるかわかりにくくなってしまったので、形状把握を分かりやすくするためパテ表面を鉛筆で塗りつぶしています。光硬化パテはそもそも少し半透明な感じですし、形が把握しづらいという点では大きく盛って削り出すという作業はやや不向きかもしれませんねぇ)

↑削り込みを考慮して1mmプラ板を使用し、片側をゲージにしてシンメトリーを出しつつ多少大きめに切り出し。

ぐはっ、鼻ヅラがデカ過ぎたっ!!! 中央で幅詰めして調節。大きめに切っといてよかったよ…。

↑うむ、かなりいい感じ。あとはこれを少しずつ小さくしていって仕上げます。
ここでマスクパーツのこれまでの変遷を。キットパーツと比べるとかなり大型化してますが、鼻ヅラは小さめです。

↑ではかなりホームベースな形ですが、ここから前述した「V字」を意識して小型化↓。

まだ大きい気がするので更に小型化↓。下手に小さくしすぎると修正が面倒なのでマジックで当たりをとって少しずつ(でも写真だとマジックで塗ったとこほとんどわからねぇな)。


↑まだでかいかな〜。もうちょっと小さく…。

↑耳を取り付けて様子見。おぉ、正にエルガイム顔!(あくまで私見ですが、釣り目過ぎるとHM(ヘビーメタル)というよりMH(モーターヘッド)っぽくなってしまいますので、HMはこのくらいの「微妙に柔和さが残ってる」くらいの感じがいいんではないかと)
問題は、プラ版で作ったのでちょっと厚みに欠けることですねぇ。鼻が前方に出ていないと横から見た時に顔が薄っぺらく見えちゃうんですよね。


でもまぁ、とりあえずマスクの基本形状はこれで良しとします(後でまた表面にプラ板貼り足したりとかするかもですが)。

↑もう一度変遷写真。中央のパテパーツは作業中にどっか行っちゃってたんですがゴミ(プラの削りくず)の山から奇跡的に見つかりました(笑)。
因みに、接続はこんな感じ↓。仮組みの繰り返しでスカスカになってきました…。もうちょっと考えようかな。


さて、今度はヘルメットです。頬当ての厚みが少なすぎる気がするのでちょっとだけ修正したいんですが、マスク部との兼ね合いで顔つきが変わる恐れがあるので弄るべきか思案中。「マスク以外のキットパーツに一切手を加えずにこの顔を作ったぞ」みたいな変な自負というかコダワリが無くも無いんですが、う〜ん(…あ、考えたら既にオデコの辺りをちょっと修正してたっけ)。
(多分続く…)
2009年10月08日
フルアクション・エルガイム(検討編)

(色々と間違ったものが写ってますがネタなので気にしない方向で)

珍しく画像加工してスタイルの検討をしてみたりなんかして(やり慣れないことをやってるのですんげーきたねぇっすけど)。
エルガイムはザクやキュベレイのように各人各様でイメージが違うマシンですねぇ。で、やたら脳内で美化されているマシン(笑)。プラモデルだけでなくオフショットだの魂スペックだのいろーんな立体物が市販されていますが、結局大絶賛を受ける程のモノが出てこないのは致し方ないのかも。それほどまでに、「万人が求める理想像」を掴むのが難しいメカです。
そんでもって、万人はともかく「自分の理想のエルガイム像」を掴むのも結構難しい。一応定番の胸詰めをやって肩関節を上に移動し、肩自体もちょっとだけ削って小さくしたのが加工後の画像。あと、これまた定番の太ももの幅増しもやりますが、なんというか、自分の中でちゃんと理想像を確立出来ていないと、仮組み画像を見慣れて来るにつれて「なんかこれでもいいじゃん」という気になってきたりします(笑)。
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6日の分
結局エルガイムをちまちま弄ってます。この日加工したコダワリの肘関節っ!の写真はまた後日(←加工写真の順番を揃えるため)。
2009年10月02日
フルアクション・エルガイム (SPFその1)
2009年09月18日
ふっるいガレキを…
しこたまヤスってヤスってヤスリまくってます…。
Mウォッシュ…(15日の分)
ウェーブのMウォッシュ(ガレージキット用離型剤落とし薬品)を買ってみたので古(いにしえ)のガレージキットを洗浄…
うわー、やっぱり古過ぎて全然落ちねー!
うわー、やっぱり古過ぎて全然落ちねー!
2009年09月10日
For The Man(フォーア ダッ マーン)!
正真正銘、ブチメカだっ!!!(出渕裕氏デザインのメカのこと)

まるで「オヤビ〜ン」という声が聞こえてき…そうにない程、このジュウオウはカッコ良過ぎてなんか違う(笑)。
以前ちょっとだけ話題にした、ガレージキットのジュウオウです(ジュウオウって何?な人はここから置いて行きますんで、そのうち私が「バイオマンの思い出」とか「私とジュウオウ」とか書く日が来るまでお待ち下さい)。'96年のJAF-CON(ジャパン・ファンタスティック・コンベンション。ワンフェスみたいなもん)にて購入。原型製作(ディーラー)は『大帝国ビルト』様。
昨日なんだかムラムラっと来て、衝動的に仮組みしてしまいました。真鍮線・アルミ線でパーツを繋いだだけでバリやパーティングラインの処理はもちろん、離型剤すら落としてません。何気に結構動きのあるポージングなので軸打ちにはちょっと苦労しました。

このポージングは凄いです。「一点から見てカッコイイポーズ」というのは立体にした時に「カッコ悪く見える角度」がどうしても出来がちなのですが、コイツはどこから見ても破綻なくサマになってます。余りにもカッコ良過ぎてなんだかジュウオウっぽく無いような気もしますが(苦笑)、眺めていると原型師さんのジュウオウへの愛と、造形力の確かさをビシバシ感じます。
以下、ジュウオウマニアの戯言(たわごと)。
今でこそ(と言ってもようやく去年に)DVDが発売されてますが、バイオマンはレーザーディスク化もされず、当時市販されていた映像は劇場版のビデオのみ。資料に乏しかったあの時代によくぞここまでジュウオウを再現できたものだとただただ感心するばかりですが、今の目でマニアックに見ていくと流石に細々とディテールの違いが見つかります。
前腕と上腕を繋ぐパイプ(?)のようなものが無かったり、手の甲のモールド(リベット?)が四つだったり…。

(バリバリロケットを発射する際の手のアップ映像を確認するとここのリベットは五つ。バリバリロケットということはすなわち改修後のジュウオウなので、改修前を立体化した(であろう)このキットにおいてはもしかすると四つで正解なのかもしれませんが、ここのリベット数(というか手袋パーツそのもの)が改修前と後で別のものが撮影に使われているというケースは考えにくい(ただでさえ低予算だったらしいし、ジュウオウはデザイン上トゲの数がちょっと増えたくらいのマイナーチェンジしか行われていない)ので、多分五つで正解のはず)
あとは膝アーマー(ってかパッド)がちょっと大きすぎるかな?とか、頭がちょっと小さめかな?とか(#)、頭のトゲの付き方がちょっと違うかなとか丹念に見ていくと色々出てきます。私は基本的にガレージキットと名の付くモノに関しては改修・改造作業は一切しない、と心に決めているのですが、このジュウオウだけはその禁を破って改修しようかな…と思いはじめています。なんせ我が心のヒーロージュウオウですからね、こだわれる所はとことんこだわりたい!(と言ってもリベットやトゲの数を劇中と同じにする程度しか弄らないつもりですけど)
#頭の小ささや四肢のバランスは、もしかすると96年当時のロボット造形全般に対する風潮も影響しているのかもしれません。でもホントこれ、ジュウオウには見えないくらいむちゃくちゃカッコいいスタイリングです(笑)。
あと、96年10月号のホビージャパン誌にほんのちょっとだけ完成見本写真が写っているんですけど(ってかこの写真見ながらじゃないと足の角度とかちゃんと組めなかったかも)、その見本写真と実際のキットとでは手首の角度が違うんですよね。キットでは右手はチョップしてるような角度ですが、写真ではミサイル発射ポーズみたいな感じ。おそらく原型に彩色したであろう完成見本では手首も別パーツ化されていたのかもしれません。キットを尊重してこのまま塗装するか、手首を切り離して角度を変えられるようにするか悩む所です。
<どこまでリアルを意識するか?>
実際のジュウオウは撮影用の「着ぐるみ」です。このキットはウレタンキャストキットなのでシャープな造形にはもってこいですが、あのふにゃふにゃした「着ぐるみ感」を表現するのはちょっと難しいですね。劇中の着ぐるみジュウオウを再現するというより、いっそデザインコンセプト的なものを意識してしっかりキッチリ組む方が楽かもしれません。

↑こういったパーティングライン、普通なら当然ヤスリかけて処理するところですが、「着ぐるみ」だと思うとむしろ残しておく方がリアルな気がして悩みますね。
さて、このジュウオウ、「実物の着ぐるみを除いては、おそらく唯一の立体造形物」であろうと思い込んでいたのですが、なんと放映当時バンダイからジューノイドのソフビ人形が発売されていたのですね! 今日までその存在を全然知りませんでした。下半身が貧弱すぎるのがちょっと残念ですが、それもまた「ジュウオウらしい」と言えばらしいですし、顔の造形はホントによく出来ていると思います。これは是が非でも手に入れねば…。
参考:★ヘルトーチカ★ さんミニソフビアーカイブ其の一 ジューノイド5獣士(−1人)
夕焼けのペガサス反応あり! さんジューノイド五獣士・ジュウオウ
奇跡のディーラー『大帝国ビルト』様についても改めて今日調べてみましたが…なんとメラージュ戦闘機やバルジオンまで立体化なさっておられました!!! すげー。
そういえばバルジオン、ジャフコンの模型コンテストでスクラッチしてた人いたなぁ…。バルジオンは(ジュウオウ以外では)私が最も好きなブチメカで、客観的に見ても相当カッコいいロボットだと思うのでぜひ超合金魂で出して欲しいですねぇ。…まぁ、その前にバイオロボが出てしかもバカ売れとかしない限り無理か。

まるで「オヤビ〜ン」という声が聞こえてき…そうにない程、このジュウオウはカッコ良過ぎてなんか違う(笑)。
以前ちょっとだけ話題にした、ガレージキットのジュウオウです(ジュウオウって何?な人はここから置いて行きますんで、そのうち私が「バイオマンの思い出」とか「私とジュウオウ」とか書く日が来るまでお待ち下さい)。'96年のJAF-CON(ジャパン・ファンタスティック・コンベンション。ワンフェスみたいなもん)にて購入。原型製作(ディーラー)は『大帝国ビルト』様。
昨日なんだかムラムラっと来て、衝動的に仮組みしてしまいました。真鍮線・アルミ線でパーツを繋いだだけでバリやパーティングラインの処理はもちろん、離型剤すら落としてません。何気に結構動きのあるポージングなので軸打ちにはちょっと苦労しました。

このポージングは凄いです。「一点から見てカッコイイポーズ」というのは立体にした時に「カッコ悪く見える角度」がどうしても出来がちなのですが、コイツはどこから見ても破綻なくサマになってます。余りにもカッコ良過ぎてなんだかジュウオウっぽく無いような気もしますが(苦笑)、眺めていると原型師さんのジュウオウへの愛と、造形力の確かさをビシバシ感じます。
以下、ジュウオウマニアの戯言(たわごと)。
今でこそ(と言ってもようやく去年に)DVDが発売されてますが、バイオマンはレーザーディスク化もされず、当時市販されていた映像は劇場版のビデオのみ。資料に乏しかったあの時代によくぞここまでジュウオウを再現できたものだとただただ感心するばかりですが、今の目でマニアックに見ていくと流石に細々とディテールの違いが見つかります。
前腕と上腕を繋ぐパイプ(?)のようなものが無かったり、手の甲のモールド(リベット?)が四つだったり…。
(バリバリロケットを発射する際の手のアップ映像を確認するとここのリベットは五つ。バリバリロケットということはすなわち改修後のジュウオウなので、改修前を立体化した(であろう)このキットにおいてはもしかすると四つで正解なのかもしれませんが、ここのリベット数(というか手袋パーツそのもの)が改修前と後で別のものが撮影に使われているというケースは考えにくい(ただでさえ低予算だったらしいし、ジュウオウはデザイン上トゲの数がちょっと増えたくらいのマイナーチェンジしか行われていない)ので、多分五つで正解のはず)
あとは膝アーマー(ってかパッド)がちょっと大きすぎるかな?とか、頭がちょっと小さめかな?とか(#)、頭のトゲの付き方がちょっと違うかなとか丹念に見ていくと色々出てきます。私は基本的にガレージキットと名の付くモノに関しては改修・改造作業は一切しない、と心に決めているのですが、このジュウオウだけはその禁を破って改修しようかな…と思いはじめています。なんせ我が心のヒーロージュウオウですからね、こだわれる所はとことんこだわりたい!(と言ってもリベットやトゲの数を劇中と同じにする程度しか弄らないつもりですけど)
#頭の小ささや四肢のバランスは、もしかすると96年当時のロボット造形全般に対する風潮も影響しているのかもしれません。でもホントこれ、ジュウオウには見えないくらいむちゃくちゃカッコいいスタイリングです(笑)。
あと、96年10月号のホビージャパン誌にほんのちょっとだけ完成見本写真が写っているんですけど(ってかこの写真見ながらじゃないと足の角度とかちゃんと組めなかったかも)、その見本写真と実際のキットとでは手首の角度が違うんですよね。キットでは右手はチョップしてるような角度ですが、写真ではミサイル発射ポーズみたいな感じ。おそらく原型に彩色したであろう完成見本では手首も別パーツ化されていたのかもしれません。キットを尊重してこのまま塗装するか、手首を切り離して角度を変えられるようにするか悩む所です。
<どこまでリアルを意識するか?>
実際のジュウオウは撮影用の「着ぐるみ」です。このキットはウレタンキャストキットなのでシャープな造形にはもってこいですが、あのふにゃふにゃした「着ぐるみ感」を表現するのはちょっと難しいですね。劇中の着ぐるみジュウオウを再現するというより、いっそデザインコンセプト的なものを意識してしっかりキッチリ組む方が楽かもしれません。
↑こういったパーティングライン、普通なら当然ヤスリかけて処理するところですが、「着ぐるみ」だと思うとむしろ残しておく方がリアルな気がして悩みますね。
さて、このジュウオウ、「実物の着ぐるみを除いては、おそらく唯一の立体造形物」であろうと思い込んでいたのですが、なんと放映当時バンダイからジューノイドのソフビ人形が発売されていたのですね! 今日までその存在を全然知りませんでした。下半身が貧弱すぎるのがちょっと残念ですが、それもまた「ジュウオウらしい」と言えばらしいですし、顔の造形はホントによく出来ていると思います。これは是が非でも手に入れねば…。
参考:★ヘルトーチカ★ さんミニソフビアーカイブ其の一 ジューノイド5獣士(−1人)
夕焼けのペガサス反応あり! さんジューノイド五獣士・ジュウオウ
奇跡のディーラー『大帝国ビルト』様についても改めて今日調べてみましたが…なんとメラージュ戦闘機やバルジオンまで立体化なさっておられました!!! すげー。
そういえばバルジオン、ジャフコンの模型コンテストでスクラッチしてた人いたなぁ…。バルジオンは(ジュウオウ以外では)私が最も好きなブチメカで、客観的に見ても相当カッコいいロボットだと思うのでぜひ超合金魂で出して欲しいですねぇ。…まぁ、その前にバイオロボが出てしかもバカ売れとかしない限り無理か。
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2009年09月08日
で、こうなった

とりあえず成功。2.5mmの丁度いい素材というのが見つからず半自作。解説はまた後日(すっげーめんどっちぃので多分誰も真似したがらないと思いますが…)。あ、この前のクイズも後日みっちりと…。
しっぱい…(7日の分)
ジムスナ以来久々となる全指独立可動をスコープドッグでもやろうと思い…

親指用は3.0mm、他の指は2.5mmのワイヤーを軸にするつもりだったんですが、

流石にこの長さになると、ペンチ使わないと曲げられないということに気がつきました…
。手で持ってグニグニッと曲げる分には凄く柔らかくてナイスな素材な気がしてしまうんですけどねぇ。アルミの質感生かせば塗装もしなくていいし。

親指用は3.0mm、他の指は2.5mmのワイヤーを軸にするつもりだったんですが、

流石にこの長さになると、ペンチ使わないと曲げられないということに気がつきました…
