2010年07月21日

14日の分

 今回の「床屋で読んだ本」は個人的には収穫少なし。「あずみ」の17巻(だったかな)と、「千里の道も」の、これまた17巻くらい?と、あと「たかされ」。

たかされ (SCオールマン)たかされ (SCオールマン)
江川 卓 本宮 ひろ志

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2010年07月17日

13日の分

 都筑道夫の再読マイブーム到来。
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2010年06月24日

ムーンシェイ・サーガ2再読(22日の分)

 荒俣宏先生の名訳が楽しめるRPG小説を久しぶりに再読。二巻しか持ってないけど…。「光輝(かがよい)」なんて言葉はコレで初めて知りました。

ムーンシェイ・サーガ〈2〉竪琴と一角獣 (富士見文庫―富士見ドラゴン・ノベルズ)ムーンシェイ・サーガ〈2〉竪琴と一角獣 (富士見文庫―富士見ドラゴン・ノベルズ)
ダグラス ナイルズ 荒俣 宏

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2010年06月22日

『考えよ!』読了

 既にW杯リーグ戦を二戦目まで終了した段階で遅ればせながら読みました。オシムによる予言の書みたいで非常に面白い。デンマーク戦前に読めただけでも幸いでした。内容が内容だけにW杯終了後にはガタッと売れ行きが落ちそうな、魅力がかなり半減される本ではあります。「勝つ日本」の方が買う価値があるというか長く楽しめるというか魅力があるのですが、やはり「今読まないでどうする!」なのは「考えよ!」の方だということでこちらを購入。「勝つ日本」はW杯終了後にでもじっくり読みたいと思います。

 あと、宮本選手の「主将論」も(ちょっと立ち読みしたら)面白そうでした。メモメモ。


考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114) 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)

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オシム勝つ日本オシム勝つ日本

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2010年06月08日

6日の分

 床屋さんにて。

華麗なる食卓 11 (ヤングジャンプ・コミックス)華麗なる食卓 11 (ヤングジャンプ・コミックス)
森枝 卓士

集英社 2004-01-19
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 カレー好きにはたまらない漫画。エロ要素少々。それにしてもカレーネタだけでこんな漫画が描けるとは…。



 
部長 島耕作(11) (モーニングKC (767))部長 島耕作(11) (モーニングKC (767))

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 何気に始めて読みました、有名な島耕作シリーズ。なるほどこーいう漫画なのね。



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 これはグロかった…。
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2010年05月18日

浜ちゃんの本かと思った(笑)

 京極夏彦の新刊が出てました…。



死ねばいいのに死ねばいいのに

講談社 2010-05-15
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 なんちゅうタイトル付けよんねん(笑)。しかも、本屋さんにはプロモーションビデオ(?)みたいなモノが置いてあってですね、延々と無音の映像が流れているんですが、合間合間に「死ねばいいのに…」って、ぼそっと声が入っているんですよ。セリフたったそれだけ。 その近くで立ち読みしていると数十秒に一度「死ねばいいのに…」という声がぼそぼそっと聞こえて来るわけです。エンドレスで。だんだん気がおかしくなりそうになってきます(笑)。
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2010年05月07日

『今昔続百鬼ー雲』読了

 京極堂シリーズのスピンオフもの。またしてもブックオフで105円だったので捕獲。順序としてはこちらを読んでおいてから「陰摩羅鬼の瑕」を読むとよかったのだけれど、後になってしまいました。

 京極堂がらみの作品の中では最も「普通の小説」という感じです。一応ジャンルとしては「冒険小説」ということになっているみたいですが。まぁミステリではないでしょう。紙幅の関係もあってか妖怪蘊蓄もそれほど多く(濃く)なく、京極堂の出番も4話中1話しかないので(そこを物足りないと思う人は思うでしょうが)、そこそこのページ数ではあるもののおかげさまですいすいと読めてしまいました。面白かったです。富美ちゃん萌え。


今昔続百鬼−雲 (講談社ノベルス)今昔続百鬼−雲 (講談社ノベルス)

講談社 2001-11-06
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2010年04月28日

『本能寺は変』読了

 ブックカテゴリに入れていいものかの判断に苦しみますが(笑)、ジョージア エスプレッソ ブラックス 「本能寺は変」〜信長は生きていた〜を読み終えました。実は毎日更新を楽しみにしてました。ありがちなタイムトラベルものではありますが、素直に「いい話」で、結構面白かったです。

 今ページを開いてみて知りましたが、これ14日目まで行くとまた1日目に戻るんですね(二日目以降の話は見れなくなる)。未読の人は今日から二週間どうぞ(笑)。

 また見れるようになってました。一時的な読み込みミスだったようです。↑。
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2010年04月21日

『夏のレプリカ』読了

 『幻惑の死と使徒』と対をなす本ということだったので、『幻惑〜』を手に入れるまでは読むまいと思っていたんですが、「犀川&萌絵」コンビにまた会いたくなって結局読んでしまいました。『幻惑〜』とは基本的に時間軸が同じというだけのことで、『幻惑〜』は『幻惑〜』で、こちらはこちらで別個に事件が展開されます(物語が構成されてます)ので、この本だけ単独で読んでもなんら差し支えはなさそうでしたし(ってかそうじゃなきゃ売れんわな)。

 感想はというと…中盤がかったるいですなぁ。まず、事件が凄く地味です。で、事件のあらましは最初の方でほとんど全て語られてしまいますので、物語の謎解きだけを楽しみたいというヒトは最初の方を読んだ後いきなり最後の方を読んでしまってもいいくらいです。

 で、たしかに中盤はかったるく、事件そのものも比較的地味なんですが、最後はかなり面白い。がつーーーーーんとやられました。いや、いくらなんでもこれはよめんわ。最後まで読んだ後でもう一度最初からじっくり読み返して細部の記述を確認したくなる、そういう系統のミステリですね。


夏のレプリカ (講談社ノベルス)夏のレプリカ (講談社ノベルス)

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2010年04月19日

つ〜か〜れ〜た〜

 帰って来て晩飯食ってから5時間くらい爆睡してました。いかん、またここから夜更かしモードがはじまる…。


 今回の「床屋さんで読んだ本」は前回とあまり変わらず(床屋さんにあるラインナップ自体があまり変わってなかった)。


人事課長鬼塚 第10巻 (ジャンプコミックスデラックス)人事課長鬼塚 第10巻 (ジャンプコミックスデラックス)

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 あと、Amazon にすら取り扱いが無い謎の本(笑)、「マニュアル-磁界告知」というヤツ。なんだかもうわけのわからないストーリーでした。興味のある方は検索して調べてみてくださいませ。
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2010年04月14日

『地底獣国(ロストワールド)の殺人』読了

 きっかけはコレ↓でした。

titei1.jpg

 講談社文庫の「ご自由にお取りください」の冊子、01年の6月分。京極夏彦氏と浜口乃理子さんの対談がお目当てで当時本屋さんでもらって来たものですが、数ヶ月前にコレをちょっとぱらぱらめくっていましたらばですね…

titei2.jpg


 この『地底獣国の殺人』の紹介文が目に止まったんですよ。

 アララト山と恐竜???

 アララト山と言えばアルメニアとトルコの境にある、ノアの箱船伝説で有名な山です。で、知ってる人は知ってると思いますが、私はアルメニアという国に凄く興味があるんですね(恥ずかしい過去ですが一応貼っておきます)。また、トルコという国は親日で知られていてこれまた結構興味がある国なのです。私の「行ってみたい国」ダントツ一位は今のところパラオですが、いまだに二位はアルメニアで三位がトルコかロシアなのです。

 でもって、恐竜。恐竜と言えばご存知香奈チャン。香奈チャンと言えばです(爆)。

 だ、誰だこんな私のツボ突きまくりな本を書く人は…と思って作者を確認したら、


 あ、芦辺拓さんじゃないですかっ!!!


 芦辺拓さんと言えば『怪人対名探偵』を読んで大ファンになってしまった作家さん。「アララト山+恐竜」のツープラトン攻撃だけでも既に死に体なところへ芦辺さんですよ。こりゃもう「私が読まずして誰が読む!」という本です。

 ただ、芦辺氏の本ってあまり地元の本屋さんに置いてなかったりして見つけられずにいたんですが、数ヶ月前にブックオフで発見!!! しかもぱっとめくってみると「高天原」についての記述が冒頭に。高天原(たかまがはら)と言えば古事記に出て来る場所(天上界みたいなところ)なんですが、あろうことか私の先攻は上代文学。古事記は専門分野です。

 いったいどこまで私のツボを突けば気が済むのか芦辺氏はっ!

 こりゃもう買うしかありません。ちなみに400円でした。この前読んだ三冊は同じ店で買って全部で315円だったことを考えると妙な割高感がありますが(苦笑)、そもそも古本ではなく新刊でもなかなか巡り会えない芦辺氏の、しかも目指す本がピンポイントですからこれは避けては通れません。…まぁ本当は著者を応援する意味でも新刊で買いたかったんですが、自分の目に止まったのも何かの縁と思い古本で買いました。ちなみに買った時期はこの前読んだ三冊よりもっと前だったんですが、その三冊に浮気していて読むのが遅くなりました。

 読んだ感想ですが、やはり芦辺氏にハズレ無しっ! いやー面白かったです。「アララト・恐竜・高天原」をネタに推理小説を書く、こんなわけのわからん設定で、しっかり推理小説してました。スゴイ。

 『怪人対名探偵』でもそうでしたが、芦辺氏の作品は最後になるまで「筆者の意図」がなんだかよくわからないのですよね(いい意味で)。上手く言えませんが、作者がどこへ読者を導こうとしているのか、とか、どういう風に伏線を張ろうとしていて、どこへミスリーディングしようとしているのか、そういうことが感じられないのです。この本も最後の最後まで「ありきたりな冒険活劇小説」の様相を呈したまま話が進行するので「冒険活劇もの」の部分を楽しんで読めないとちょっとかったるい印象も受けるんですが、最後にはきっちり、ずどーんと立派な「探偵による犯人の指摘」があり、うぉおそういうことだったのか!と膝を打つ一級の推理小説になっています。

 また、『怪人対名探偵』が江戸川乱歩に対するオマージュだったのと同様この本も古き良き冒険小説へのオマージュとなっており、恐竜だの原生林だの謎の美女だの、はたまたスパイだのと色んな要素がてんこもり。それに加えてアララト山と高天原の関係だとか「邪馬台国はエジプトにあり」という奇説だとか、これでもかというお楽しみがいっぱい。しかもただ荒唐無稽なだけじゃなくトルコとアルメニアの確執だとか、恐竜の生態なんかもきちんと絡めながら話が展開するので、恐竜及び世界史の知識をある程度持っているとより一層楽しめます。

 このような本なので、ある程度読者を選ぶというか、万人が心から楽しめる本かというと難しいところもあるかもしれませんが、私にとっては期待に違わず最高に面白い本でございました。ごちそうさまでした(合掌)。


地底獣国(ロスト・ワールド)の殺人 (講談社文庫)地底獣国(ロスト・ワールド)の殺人 (講談社文庫)

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2010年04月11日

『陰摩羅鬼の瑕』読了

105.JPG

 まさかまさかの105円であのぶ厚い陰摩羅鬼の瑕が売ってました。まだ百鬼徒然袋とか読んでなかったんですがこれはもう買うしか無いでしょう。因みに「魔王の聖域」「ザラゴス」と合わせて315円也。おそるべしブックオフ。

 つらつらと所感をば。全749ページの大作ですが、京極氏の文体はとことん読みやすいのと、会話も多いのでつらつらつら〜っと読めてしまいました。前に読んだ「ザラゴス」なんかと比べると圧倒的にこちらの方がページ数も多いのですけど、全体の読破スピードはあまり変わらない(むしろ早い)という…。おそるべし京極作品。

 『塗仏の宴』で出て来た新キャラクターや新たな展開はなりをひそめ、心機一転しきりなおしという印象です。これまで京極作品(あるいは京極堂シリーズ)を読んだことがない人がこの作品を最初に読んでもあまり読みにくさを感じずに読めるのではないでしょうか。というかコレから読み始めて「自分には合わん」と思ったら他の作品もダメですたぶん(笑)。
 
 純粋なミステリとしての感想ですが、私は今回は読んでる最中に(190ページまで読んだ段階で)全体の筋書きや犯人があっさりわかってしまいました。っていうかこれまで京極堂シリーズ読んでた人ならすぐピンと来たんではないでしょうか(そういった意味でも初心者向けです)。いつもは意味不明な超探偵榎木津のぶっ飛んだ台詞もおかげさまで今回は飲み込めまくり。ほとんど一度読んだものを再読している気分でした。なので純粋に「探偵小説」「推理小説」としての出来映えは「レベルが低い」と言わざるを得ないのですが、展開が全部わかってしまってもなおかつ楽しめるのが京極作品の凄い所。相変わらずの妖怪蘊蓄(うんちく)、姑獲鳥における新たな見解、林羅山の企み等読み応えたっぷりで、190ページ以降も最後の749ページまで飽きること無く楽しめました(まぁ、展開がわかってしまってからはちょっと進行がかったるく感じはしましたが)。

 あと、読んだ人にしか分からないような書き方で内容についてちょっと。犯人像や動機などの展開は全て予測した通りだったんですが、「伯爵の父上」がやったことを「伯爵」が知らなかった、というところまでは読めませんでした(伯爵の行動は父上を踏襲する形で行われていたのかなと思いましたんで)。

 他に気づいた点としては、720ページに出て来る「美味しい話」というフレーズ。こういう使い方で「おいしい」という表現をしたのはたしか糸井重里氏の「おいしい生活」というコピーが最初だったというような話を聞いたことがあるので、時代考証的にこの言い方はマズイのでは?と思いました。

 それと、作品中に「私達はそう思った」という文章が出て来るのですけれど、考えたら不思議な文章ですコレ。私以外の人が考えてることなんてサトリでも無い限りわからないわけで、厳密にこの文章を成り立たせるためにはこの後で「(文中の)私」がその他の人たちに「ねぇ今こう思った?」と聞いて確認したりとかしなきゃいけなくなります。もしくは、「私はこう思ったけどきっと他の人たちもそう思ったに違いない」というニュアンスとしての表現ですね。これはちょっと不可思議で面白い表現だなと感じました。

 あと、前回にも紹介した通り京極氏はInDesign+PDFで入稿しているらしいんですが(それをやり始めたのがちょうどこの『陰摩羅鬼の瑕』の頃なのではないかと)、作品冒頭でしっかりヒラギノフォント使用と明記されています。これがまた他の本と比べても何の違和感もなく実に読みやすい。ビバ、ヒラギノフォント! ほとんどの人にはどうでもいい話でしょうが、個人的にはMacユーザーであることを誇らしく感じる瞬間なのであります。

 最後に豆知識。妖怪好きのMacユーザーであればことえり用の辞書ツール「NADの妖怪辞書」を使用している方もおられるかと思いますが、なんと最近のことえりではデフォルトで「陰摩羅鬼」が変換できます(!)。陰摩羅鬼が変換出来るということは、大抵の京極作品のタイトル(に出て来る妖怪)は変換出来そうです。そういえばことえりって何気に「聖飢魔II」も変換出来るんですよね(←ローマ数字は機種依存文字なのでここではネチケットとして「I(アイ)」を二回重ねる書き方に変えてますけど)。っていうかことえりって実は芸能人の変換に強いです。


陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)

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2010年04月07日

『ザラゴス』読了

 テーブルトークRPG「ウォーハンマー」の舞台設定を踏襲したゲーム小説。私はウォーハンマーについては全然知らなくて(つい最近名前を知ったくらい)、本屋(ブックオフ)でふとこの本を見つけた時も買おうかどうしようかちょっと迷ったんですが、なんせ105円だし(笑)、今は亡き社会思想社の現代教養文庫ということで買ってみたら大正解でした。

 プロットとしては、入れ子型とでもいうのか、千夜一夜物語的な感じになっています。主人公オルフィーオはリュート弾きの語り部(いわゆる吟遊詩人)で、冒頭で悪漢に捕われます。オルフィーオがザラゴスというところへ行って来たことを知ると、悪漢のボスはザラゴスについて知っていることを全て話せば(そして自分を満足させることが出来たら)オルフィーオを釈放してやろうと約束します。物語は大きく二つにわけられ、その間にオルフィーオとボスの会話が挿入されますが、物語パート自体は「いかにもオルフィーオが語っているような口調」などではなく基本的に普通の小説の体裁を取っています。

 前半部分はちょっとタルイところもありますが、後半の畳み掛けかたは圧巻で、非常に面白かったです。はじめに書いた通りこれはゲーム小説ですが、ごく普通のファンタジー小説として純粋に楽しめます、というかゲームくささを全く感じさせません。

 ゲームくささといえば、ゲーム小説であることからかキャラクター設定がしっかりしていて、オルフィーオはエルフに育てられた吟遊詩人なんですが、頑なに自分のことを「吟遊詩人」とは呼ばせません(笑)。吟遊詩人というのはエルフにつける呼称のことであって、自分はあのレベルには到底達してはいないからただの「リュート弾き」だと主張するのです。この辺りのコダワリは読んでいて微笑ましく、非常に共感できるところです。「ミュージシャンなんてとんでもない!しがない一介のギター弾きに過ぎません」みたいな(笑)。



ザラゴス (現代教養文庫―吟遊詩人オルフィーオの物語)ザラゴス (現代教養文庫―吟遊詩人オルフィーオの物語)
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2010年03月30日

ドラえもんが…

 なんとなく今プチマイブーム。家にあるコミックス数冊を久々に読むとかなり内容を忘れていて、結構楽しめました。『のび太の大魔境』のクライマックスで伝説の10人の外国人が集う瞬間(と言えば知ってる人はわかりますかね)は全身に震えが走りますねぇ。それとペコをジャイアンが追って行くシーン。台詞が一切書かれてないという演出が素晴らしい。泣けます。


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 ↑おそらく史上最強のドラ玩具の一つ。


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 のび太の恐竜セットなんて出てるとは知りませんでした。そして…


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 もともとはこんなだったとは…トラウマになりそうな顔だなぁ。
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2010年03月26日

『魔王の聖域』読了

 おっもしろかったー! ザンスシリーズ第二巻『魔王の聖域』読了です。もう何年も前にシリーズ第一作「カメレオンの呪文」を読んでいて、かなりお気に入りの作品だったんですが、その後二巻が全然見つからなかったんですよ。三巻とか四巻は割と売ってたりするんですけど、このシリーズは途中を抜かすと意味不明になってしまうんで。

 ハヤカワ文庫に限らずこのくらいの古めの文庫本だと活字が小さくて1ページにぎっしり文字が詰まっている感じなので、今現在売られている文庫に比べると実は読み応えがハンパじゃなかったりするんですが、この作品はストーリーがぽんぽん小気味良く進むのであまり厚さや分量(文量)を感じませんね。

 一巻に負けず劣らず、伏線の張り方と収束の仕方が実にお見事でした。一巻でもそうでしたが、途中で「えええ〜〜〜」っという展開になるのが非常に楽しい。一巻はビンク(主人公の名前)が自らの魔法の力を探し求める旅に出かけましたが、今回ビンクは魔法の国ザンスの「魔法の源」を探す旅に出かけます。どちらもあっと驚く衝撃の展開と結末。そして心地よい読後感。いやぁ最高です。柄にもなくオンラインRPGなんてやりたくなってしまったのはこの本を読んでいたせいだったのです。無性に「ファンタジーの世界」に遊びたくなってしまったというか。そういえばこの第二巻、セントールやグリフォンや魔法使いと「いわゆるパーティ」を組んでの旅ということで、ちょっとRPG風と言えば言えますね。途中でRPGでは考えられないような展開になりますけどね(笑)。


 さて、三巻を読むのは何年後になるんだろうか…。
 (まぁ、どうしても読みたくなったらアマゾンで簡単に買えちゃうんですけどね…便利な世の中になったもんだ)


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2010年03月14日

『百鬼夜行・陰』読了

 実は『有限と微小のパン』をなかなか読み進められなかったのはコイツに浮気していたせいもあったのです(苦笑)。年末からどっぷり森博嗣氏の文体に浸かってましたんで、久々に京極作品読んだら面白くて面白くて。

 この作品は、『姑獲鳥の夏』から始まる一連の「京極堂シリーズ」のサイドストーリーを集めた短編集なわけですが、一つ一つがちゃんと独立した怪奇小説仕立てになっているところが素晴らしい(読むまでは、ホントに単純に「サイドストーリー」なんだと思ってました)。これぞまさに妖怪小説、といった趣。

 京極作品を読んだ事の無い人で、なんとなく本の表紙やら京極氏本人の出で立ち(笑)やら巷の評判やらから氏の作品の内容を「ホラーチックでオカルティックな化け物小説」だと勘違いしている人(つまり私の母や姉のような人)っていると思うんですが、この『百鬼夜行』はまさにそういう方達が思い描いているとおりの京極作品像に仕上がっています(笑)。実際には京極堂シリーズはごく普通の(…でもないけどそれなりにきちんと論理の通った)ミステリ、推理小説であってホラー小説では無いのですけれどもね。

 この作品(群)を読んで改めて感じ入ったのは、小説家の凄さ、京極夏彦氏の凄さです。
 私はこれまでに『姑獲鳥の夏』〜『塗仏の宴・宴の始末』までの作品を全て読んでいます。でもって、鳥山石燕の『画図百鬼夜行全画集』も(文庫でですが)持っています。つまり、もし私に文才と想像力(世界構築力)さえあれば、この『百鬼夜行・陰』のような作品を書く事は可能なはずなのです。石燕の画集を眺め回して、個々の妖怪をシリーズのエピソードと結びつけて、サイドストーリーを書く。同人誌を書くような方であればこういったことは(京極氏のレベルに達するまでではなくとも)、個人でやられている方はたくさんいるでしょう。しかし、手元にある資料は全て同じであるにもかかわらず、私には作中人物のあの人と「けらけらおんな」を結びつけたりだとか、そういった発想が全く浮かばないのです。頑張れば「もくもくれん」をあの人に結びつけるくらいの発想は出来るかもしれませんが、だからといってこんなにしっかりしたストーリーの怪奇小説に仕上げることは出来ません。もう脱帽。

 更に、京極氏ならではの「活字による組あそび」も随所に見られます。

 どういうことかというと、

 いや、
 つまり、
 こういう、
 このような、
 こんな感じの、
 末尾が斜めにね、
 なるように文章を、
 考えて組んだりとか、
 物語中随所でこうした
 コトバ遊び的なというか
 活字を使った印象操作をね
 仕掛けてくるわけなんですよ。

 しかも、相変わらず絶対に活字が次のページにまたがらないように全ページ「。」で終わってますし。

 最近iPadの影響で電子書籍に関する話題をあちこちで耳にしますが、こういう↑作業にこだわる京極氏のような方にとっては、読み手が自由に文字サイズや行数を変える事が出来てしまう電子書籍という存在は非常にいやらしいものなのではないかと思われますね。
 少なくとも私は絶対、氏の作品は紙媒体でしか読みたくありません。

 (ただ、氏の作品は分厚いものが多いので電子書籍化が最も有り難い小説家の一人だったりもするところがまたなんとも…)



<参考>
 京極夏彦が出版業界の「構造改革」を促す
 InDesignで1,400ページを超える文庫本制作の納期を短縮、コストも削減



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2010年03月12日

『地球儀のスライス』読了

 短編集。一つ前の短編集『まどろみ消去』に比べると、特にこれと言って気に入った作品が無いのが残念。ただ、「マン島の蒸気鉄道」に出てくる謎の答えがわからなくてネットで調べてみたところ(私以外にもそういう方は多いようです)、「僕に似た人」に出てくる「まあくん」の正体までわかってしまいました。いやー全く気がつきませんでした。あやうく読み流すところでした。ネタバレになるので詳しいことは書きませんが、既読の方で「あの作品よくわかんなかった」という方はぜひチェックを。



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『封印再度』読了

 以前森氏の作品をまとめ買いした時はこの作品が入ってなくて、その後ブックオフで100円に値下がりしている物を見つけたので捕獲。

 『有限と微小のパン』と同じくだらだらとゆっくり読んでましたが、物語序盤でイマイチ面白みに欠けた『〜パン』と違って、こちらは最初から面白かったです。もちろん個人的な意見ですが、読みはじめの「とっかかり」がいい、とでも言いますか。

 内容もかなり面白かったです。天地の小瓢(こんな字だったっけか)と無我の匣の謎も、全く解法が予想出来ませんでしたが最後にしっかりと答えが明かされますので読後感も良し。このシリーズの作品群に順位をつけるとすると、個人的な感想としては、この作品は割と上位に来ます。満腹感は無いけど最もこのシリーズらしく手堅くまとまっている、という感じです。


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2010年03月09日

復活!(8日の分)

 「床屋で読んだ本」シリーズ、めでたく復活です。

 マスターキートン、人事課長鬼塚、黄龍の耳、頭文字をとって「マジ子」と覚えてきました(笑)。↓は3作品全て1巻を貼っておきますが、実際に読んだのはどの作品も13〜15巻辺り(何故ならその辺りの巻しか置いてなかった)。マスターキートンは名前だけは知っていたんですが、初めて読みました。面白かったです。


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2010年02月08日

『有限と微小のパン』読了

 最近にしては珍しく、読むのにめっちゃ時間かかった本。厚さの割に中身が薄いというか、面白くなってくるまでに時間がかかるというか、ちょっと読んでは数日放置、みたいな感じでちんたら読みました(まぁMac買ったりだのなんだのしてたせいもあるんですが)。

 これは、このシリーズ1作目の「すべてがFになる」を読んでないと意味不明というか、面白さがかなり半減しますね。純粋に「F」の続編的な作品です。

 面白くなるまでに時間がかかりましたが、最後は「おぉ〜」っとなりましたです。こういうトリックというか、こういう話には以前別の作者の別の作品で引っかかっていたので、よ〜く考えたら気がついてもよさそうなものだったのに気がつけなかった自分が悔しいですね。

 あと、どんでん返しというのとはちょっと違いますが最後の最後で唸らせてくれます。

 600ページのうちラスト100ページくらいからやっと面白くなるので個人的な評価はちょっと低い作品ですが、ラストがかなり面白くて楽しめたので相殺された感じです。「F」を読んで楽しめた人、「F」が好きだという人にはオススメできるかな?というところ。


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